「説明すればするほど、クラスが沈んでしまう。」
「説明ばかりのつまらない授業しかできない自分が情けない。」
「学習者が活発に授業に参加するようなスキルを身につけたい。」
とお悩みの方へ
篠研の日本語の教え方セミナー
学習者が前のめりになる質問型授業
-説明してちゃダメなんです!-
学習者とのやり取りの仕方を
少し変えるだけで
「学習者が前のめりになる魅力的な授業」
「学習者が主体的に取り組む活気のある授業」
を実現することができます。
セミナー動画ダイジェスト
本セミナー動画のダイジェストです。
なぜ、説明型授業から抜け出せないのか。
あなたは、
「知識をわかりやすく説明することが教師の役目だ。」
「学習者が理解できないのは、私の説明が足りないからだ。」
と考えていませんか。
私も駆け出しのころ、同じようなことで苦労しました。
授業準備に時間をかけ、用意したものを説明するも、すればするほど、目の前の学習者はやる気を失っていく。
気になって「わかりましたか。」と聞けば、学習者は「はい、先生。」とだけ答える。
しかし、定期試験の結果は惨憺たるものでした。
学習者は何も理解していなかったのです。
「あんなに説明したのに…。」
きっとあなたも、かつての私と同じように、
「説明しているのに聞いてくれない。」
「説明したのに理解してくれない。」
と感じておられるのではないでしょうか。
あるいは、
「説明ばかりのつまらない授業しかできない自分が情けない。でも、どうしたらいいのかわからない。」
そう悩まれているのではないでしょうか。
しかし、それはあなたのせいではありません。
そもそも、私たちが小学校以来受けてきた教育は、教師の説明を聞いて学ぶ、いわゆる説明型授業。
この授業スタイルが、骨の髄まで染みついているのです。
だから、授業をするとなれば、「学習事項をちゃんと説明しなければ。」という発想になってしまうのです。
では、どうすればいいのか。
説明ではなく、質問をすればいいのです。
質問型授業はこうして生まれた。
あるとき、私はクラスの学習者に文法の問題を見せ、
「1番と3番、答はどっちだと思う?」
と聞いてみました。
すると、その学習者は不正解の選択肢を選びました。
いつもなら「そうじゃなくて、こっちでしょ!」というところを、その時私はなぜか、「どうしてそう思う?」と聞いていました。
学習者は、明らかに誤った説明をしました。
なるほど!
私は、彼女がどこでつまずいているのかがその時初めて理解できました。
そして、彼女が理解できていない部分を彼女がわかる日本語で簡単に説明しました。
すると、彼女は、「ありがとう。よくわかりました。」と嬉しそうに微笑みました。
そういうことだったのか!
それから私は授業での説明は最小限にとどめ、できるだけ学習者に質問をし、返ってきた答えによって彼らの理解度を把握し、さらなる質問を投げかけながら、常に彼らに考えさせる授業を心掛けました。
また、学習項目に関することだけでなく、彼らの趣味や好きなマンガ、母国の様子や家族のことなど、プライベートなことも差しさわりのない範囲で授業中に質問してみました。
そうしたところ、学習者は「自分に興味を持ってくれている。」と親近感を感じて、どんどん話し、どんどん前のめりに授業に取り組むようになっていったのです。
当然、成績も上がっていきました。
授業運営に悩んでいたかつての自分がまるで嘘のようです。
とはいえ、何か特別なことをしたわけではありません。
彼らとのやり取りを説明から質問に変えただけです。
でも、それでいいのです。いや、それが大きいのです。
質問型授業のノウハウをあなたへ
その後も質問型授業を実践した私は、私なりのノウハウを蓄積していきました。
そして、そのノウハウをまとめたのが、
篠研の日本語の教え方セミナー
学習者が前のめりになる質問型授業
-説明してちゃダメなんです!-
なのです。
本セミナーにご参加いただくことによって、
「学習者が前のめりになる魅力的な授業」
「学習者が主体的に取り組む活気のある授業」
を実践することができます。
参加者の声(埼玉県在住。K.I様)
7月下旬に養成学校の教育実習を修了し、翌日から日本語学校に勤務し始めました。
大学、大学院への進学を希望する、全員中国からの留学生のクラスを担当しています。
養成学校時代、初級の授業や教育実習の担当教官が先生と同じようなことをいつも仰っている方でした。
説明型の模擬授業をしようものなら、
「それは30年前の授業です!もっと学習者中心の授業をしないでどうするんですか!」
と厳しく指導されたのを思い出します。
ところが、いざ就職してみると、現場は説明型の授業が多く、いつの間にか私もその様な授業をしていました。
これではつまらない授業になっている、学生が可愛そう、何とかして記憶に残る前のめりになる授業にしたい!
そう思って、こちらのセミナーに参加しました。
「特に印象に残ったこと」
学生に語彙の意味を母語で答えさせる、ということに非常に驚きました。
養成学校では、日本語以外使ってはいけないと教えられてきたので。
でも、早速翌日の授業で実践してみました。
学生は、はじめは「???」と、驚いた表情をしていましたが、いい刺激になった様で、分からない時はみんな必死になって辞書を引いていました。
「今後活用できると思ったこと」
フォーマルモードとカジュアルモードの使い分け。
まだ慣れないので、時間のコントロールが大変ですが、カジュアルモードに持って行ける材料を見つけたときはチャンスととらえ、積極的に学生に質問してみました。
「気付いたことや深く学んだこと」
質問型の授業にしてから4回目くらいから、今までは居眠りや他のことを考えているぼーっとした生徒がよく質問してくるようになりました。
こちらから、学生に質問を投げかけ、カジュアルモードを入れて面白い授業をすることで、学生も教師に質問しやすくなってクラスが活性化するのだな、と実感いたしました。
これからも、眠くならない、しっかり身につく授業ができるよう私自身が勉強して参ります。
ただし、以下の方はご遠慮ください。
ただし、以下の方は本セミナー動画の趣旨に合いませんので、ご購入はご遠慮ください。
- 授業の質や学習者の満足度の向上に関心のない方。
- すでに質問型授業を実践していて、質の高い授業が実践できている方。
本セミナー動画では、
- 活気のある授業を実践したいが、どうしたらいいのかわからない。
- 学習者が前のめりになるような魅力的な授業ノウハウを身につけたい。
という方のご購入を歓迎いたします。
「学習者が前のめりになる魅力的な質問型授業のノウハウを身につけたい。」
という方は、ぜひ下記よりお申し込みください。
「学習者が前のめりになる質問型授業
-説明してちゃダメなんです!-」動画の概要
本動画は、令和元年8月31日に東京にて行われたセミナー「学習者が前のめりになる質問型授業-説明してちゃダメなんです!-」を収録したものです。現職の日本語教師やこれから日本語教師を目指す方に対し、質問によって活発な授業を実現する方法を提供いたします。
全収録時間約156分(2時間36分)、ご提供は「ダウンロード・ストリーミング」版となります。データがお手持ちのPCに入らない場合は、外付けハードディスクをご用意いただくのをお勧めいたします。
「学習者が前のめりになる質問型授業
-説明してちゃダメなんです!-」動画
■ご提供するもの■
・動画コンテンツ(26GB)
・講義資料(PDF)(1.3MB)
■価 格■
ダウンロード・ストリーミング版 | |
会 員 | 8,800円(税込) |
一 般 | 11,000円(税込) |
※セミナー動画のご感想をお寄せいただいた方全員に1,000円のクーポン券を進呈いたします。ご購入から3週間後にご案内メールを差し上げますので、その案内に沿ってご感想をお寄せください。
※なお、「会員」とは、篠研の検定会員(ライト会員、スタンダード会員、プレミアム会員)および修了生、サロン会員(「篠研サロン-ビジネス実践部」「同-教育実践部」)、大躍進会員ならびに「教えて!」会員(正会員・閲覧会員)をいいます。「一般」とは、上記サービスをご利用でない方を言います。無料メルマガ「篠研の“日々成長する教師”」にご登録のみの方は、会員には含まれませんのでお間違いのないようご注意ください。
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講義内容
以下の内容を徹底的に伝授します。
なぜ、このセミナーを開こうと思ったのか?
◆「教えて!」やセミナーでさまざまなご相談を受けるが、実はその根本は同じ問題
◆説明のし過ぎが学びの悪循環・学習者の依存体質を引き起こす。
◆そもそも学習者にどうなってもらいたいのか。説明ばかりの授業を受けた学習者の行く末。
質問型授業とは何か?
◆説明型授業と質問型授業の実践
◆説明型授業による中級文型「かねる/かねない」の導入
◆質問型授業による中級文型「ながら」の導入
◆説明型授業と質問型授業の定義
◆なぜ説明型授業だと学習者は前のめりにならないのか?
◆なぜ説明型授業だと学習の歩留まりが悪いのか?
◆なぜ質問型授業だと学習者が前のめりになるのか?
◆なぜ質問型授業だと学習の歩留まりがいいのか?
質問型コミュニケーションを体得せよ-フォーマルモードとカジュアルモード
◆フォーマルモードとは?
◆カジュアルモードとは?
◆フォーマルモードのインタラクション
◆カジュアルモードのインタラクション
◆フォーマルモード一辺倒の授業だと、なぜだめなのか。
◆カジュアルモードの効能
質問型授業の基本的スタンス
◆肯定的・受容的、好意的、好奇心、リラックス、共感、自己開示、ユーモア
質問型授業の基本的スキル
◆説明型インタラクションを質問型インタラクションに変換せよ。
◆学習者の興味、関心、趣味、嗜好を質問の中に絡ませる。
◆価値観の違いや文化差に関わる質問は盛り上がる。
◆学習者の知的好奇心を惹起する質問をする。
◆説明と質問を区別する-学習者が考えても分らないものは説明、考えれば分かること/既習事項は質問
◆質問のレベルを調節せよ-学習者の日本語力で答えられる質問を心がける。
◆質問に答えられない時の切り返し術
実践!質問型授業-初級文型導入指導編
◆初級文型導入授業の基本的手順
◆質問型初級文型導入授業の教案翻訳-「『たことがあります』を例に」
実践!質問型授業-中・上級指導編
◆質問型授業は、学習者とのインタラクションがより活発になる中・上級レベルの授業で威力を発揮。
◆質問をベースにしたインタラクションの活発な授業をすると、学習者はどう変わるか。
実践!質問型授業-中・上級指導編 -語彙指導の実際
◆中・上級の語彙指導のポイント
◆説明ではなく「ミニクイズ」で学習者から解を引き出す。
◆新出語彙をまとめて使わせるクイズ
◆新出語彙の正しい用法を問うクイズ
◆新出語彙を使った、正解のあるクイズ(1)
◆新出語彙を使った、正解のあるクイズ(2)
◆新出語彙を使った、正解のあるクイズ(3)
◆新出語彙を使った、正解のない質問クイズ
実践!質問型授業-中・上級指導編 -文法指導の実際
◆中・上級の文法指導のポイント
◆質問型授業による中級文型「ながら」の導入
終わりに-学び即交流
講師
篠崎大司(SHINOZAKI DAISHI)
株式会社篠研代表取締役 別府大学文学部国際言語・文化学科教授
専門は日本語教育学。東北大学教育学部、広島大学大学院 日本語教育学研究科(教育学修士)。
日本語学校専任講師を経て、2000年より現職。1971年愛媛県出身。大分県別府市在住。 趣味は剣道(六段)、別府温泉巡り。専門は日本語教育学、特にeラーニング、ブレンディッドラーニング(eラーニングと対面式授業を融合した授業スタイル)による授業実践研究。主な著書に『日本語教育能力検定試験合格するための用語集』(アルク)、『日本総論I-日常生活と日本の輪郭』(クリエイツ)。その他、『日本語教育ジャーナル』、『日本語教育能力検定試験合格するための本』(共にアルク)など、連載多数。
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