やっぱりオンライン教師の選択肢は確保しておくべき。
前回のメルマガで、
「少ない認定日本語教育機関申請、
これからどうする?」
と題して、第2回の申請結果をもとに
今後の国内の日本語学校の動向について
お話ししましたが、
つくづく
「オンライン教師の選択肢は確保しておく
べき。」
と感じています。
なぜなら、
【今勤務している日本語学校が、先5年
以内になくなる可能性が極めて高い】
からです。
繰り返しになりますが、
第1回の認定結果は以下の通り。
申請機関総数 72機関
認定 22機関
不認定 3機関
審査中に取下げ 36機関
また、第2回の認定結果は以下の
通り。
申請機関総数 48機関
認定 19機関
不認定 0機関
審査中に取下げ 29機関
現在、国内に800校ほどあると
言われている日本語学校において、
認定校が41校というのはあまりにも
少なすぎます。
申請数の少なさもさることながら、
注目したいのは、審査中の取り下げ
件数です。
第1回目は36機関。
申請数のちょうど半数です。
第2回目は29機関。
申請数の約6割です。
これは、審査途中に申請機関の
判断で取り下げたということです。
おそらくこのままでは審査は通ら
ないと判断したんでしょう。
つまり、そもそも申請数が少ない
ということは、
「こりゃ、審査通らないな。」
と思って、申請すらしない学校が
現状非常に多いということであり、
なおかつ、審査途中に取り下げる
学校が多いということは、
「通ると思って申請したけど、
こりゃ、やっぱりダメだ。」
と思って取り下げるところが
非常に多いということなんですね。
しかも、審査内容は部外秘でしょう
から、
審査が繰り返し行われたとしても
いわゆる
「審査通過ノウハウ」
が世に出回ることはありません。
つまり、現状が変わることは
想定しにくいのです。
とはいえ、日本語学校側としても
認定日本語教育機関の認定を受け
なければ経営できないわけですから、
最後の最後は、駆け込み申請が
ドドド—ッと出ると考えられます。
しかし、そのうちの相当数が
「こりゃダメだ。」
と思って審査中に取り下げ、
後に引けなくなった学校が【不認定】
校として文科省のサイトで公開される。
相当な【無理ゲー状態】なんですね。
問題は、そこで働く日本語教師です。
そうなってから慌ててオンライン
日本語教師を目指しても、
(もちろん、それはそれでやらないより
いいですが。)
軌道に乗るまでには相応の時間が
かかります。
それまでどうやって生活を維持するか。
だからこそ、
「転ばぬ先の杖」。
今のうちからオンライン日本語教師の
準備をしておくべきではないか、
とご提案する次第なのです。
だからこそ、
オンライン日本語教師Akiko
「オンライン日本語レッスン構築講座」
【全6回】 第6期
(2025年5月4日〜7月13日開催)
https://www.kanjifumi.jp/
を強くお勧めしているわけなんですね。
たとえ今、コマ数が多くて、それなりに
収入があるとしても、
それがいつまで続くかわかりません。
といいますか、近い将来、勤務校がなくなる
可能性だってあるのです。
「将来の備えを今のうちにしっかり
しておきたい。」
という方には、強くお勧めいたします。