「シ」が「スィ」になってしまう学習者への指導法
篠研の篠崎大司セミナー
「ミニ実習授業あり!
指導の引き出しが増える!みるみる発音が
よくなる!発音指導の基本」
(2024年3月24日・31日開催)
https://www.kanjifumi.jp/hatsuonsido_seminar/
より。
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「シ」が「スィ」になってしまうこの誤用は、
シンハラ語母語話者(スリランカ)やインドネ
シア語母語話者の多くみられる誤用です。
「シ」と「スィ」の違いは、前者は調音点が
歯茎硬口蓋であるのに対し、後者はそれより
やや前よりの歯茎である点です。
従って、調音点を意識した指導となります。
位置の違いが微妙で学習者の理解が得られ
ない場合は、以下のような指導方法もあり
ます。
例)1.日本語の「シ」は、「静かに!」を
表す「シー!」の音とほぼ同じであ
ると説明する。
2.実際に学習者に「シー!」を言わせ
る。
3.その口の形を覚えた上で、「知りま
せん」「話します」「お菓子」など、
語頭・語中・語尾に「シ」を含む語
彙で発音練習をする。
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発音は、指導したからといってすぐに
改善するとは限らず、
また、一度改善しても、しばらくすると
また元に戻ってしまうこともよくあります。
それだけに、継続的な指導が必要です。
とはいえ、あまり根を詰めた指導をしても
学習者を追い詰めるだけ。
時に優しく、時にしっかりと(^_^)
自分の発音にコンプレックスを持っている
学習者は少なくありませんので、
少しずつ改善するよう、指導してあげて
くださいね(^_^)
よろしかったら、ご参加ください。
篠研の篠崎大司セミナー
「ミニ実習授業あり!
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よくなる!発音指導の基本」
(2024年3月24日・31日開催)
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