努力は才能を上回り、習慣は努力を上回る。

人は得てして、上手くいかない理由を、

「自分には才能がないから。」

と言ったり、

あるいは、上手くいっている人を
見ると、

「あの人には才能があっていいなぁ。」

と妬んでみたりするもの。

その気持ちはよくわかりますし、
私もそう思うことも多々あります。

やっぱり世の中には、自分ではとても
できそうもないことを、

涼し気に軽々とやってのける人が
いますから。

ただ、その時は、表面上は軽々と
やってのけているように見えても、

裏では相当努力しているんだろうなぁ
と想像するようにしていて、

実際、その方の話を深く聞くと、

「そのレベルで行動してるんですか!」

と、驚愕することしきりなんですね。

結局のところ、才能というのは、
努力しない人間の単なる言い分け
にすぎない。

他人と自分を比べる必要はありませんが、

自分の思い通りの人生を歩みたいと
思うのであれば、

やはり相応の努力、

というより、自身が想像している努力の
2割増しぐらいの努力が必要なのだと
思います。

ただ、この「努力」というのも曲者で、

「努力しなきゃ。」

と思って頑張っていると、必ずどこか
のタイミングで心が折れるもの。

なぜなら、無理をしているから。

努力も一時的なものであれば、なんとか
なりますが、

これが半永久的にずっと続くと考えると、

「正直、無理。」

となってしまう。

いくら努力しても、それが瞬間風速的
なものであれば、得られる成果も大した
ものにはなりません。

「英単語を毎日20個覚えよう!」

と息巻いても、3日坊主で終わったら
覚えた単語は、たったの60個。

ですが、

「英単語を毎日3個覚えよう!」

といって、それを習慣化すれば、

1年後には約1,000個の単語を覚える
ことになります。

英単語を1000個覚えたら、結構
いろいろなことが言えるようになり
ます。

そう考えると、

才能よりも努力よりももっと強力
なのは

【習慣】

と言えるのではないか。

毎日少しずつ、でも確実にこなす。

これをひたすら続けていれば、
気がつけば自分でも信じられない
高みに辿り着く。

そういうものだと思います。

例えば、10年以上続いている
私のメルマガも、

毎朝6時に起きてしこしこ
書いて配信していますが、

努力でやっているわけではあり
ません。

習慣です。

ですが、おかげさまで、

そこそこの安定収入と
そこそこの安定職の中、

そこそこ物心両面豊かで、

日々機嫌よく日本語教師ライフを
楽しんでいます。

しかも、年を追うごとに豊かさや
安定感が複利で増えていく感じ。

メルマガは、これからも淡々と
続けるだけ。

それが、さしたる才能も努力も
持ち合わせない私の唯一無二の
生存戦略なのです。

ちなみに、下記セミナーも私が今年から
始めた学びの習慣の一環。

篠研の篠崎大司セミナー
「ミニ実習授業あり!初級文型指導実践編
 −『みんなの日本語 初級II』を中心に−」
        (2024年2月18日・25日開催)
https://www.kanjifumi.jp/syokyubunkei_jissen_seminar/

教えることが、一番の学びですから。

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