篠崎はなぜいつも機嫌よく日本語教育をしているのか。(その2)

前回に引き続き。

日々常に楽しく、機嫌よく日本語教師ライフを
過ごすコツ。

2つ目は、

「知識を増や、おもしろがる。」

ということ。

知識が増えれば増えるほど、自然と知的
アンテナの感度が上がり、

今までスルーしていた森羅万象が知的刺激を
与えてくれ、生活が豊かになります。

例えば、先日もテレビでさかなクンが、

「おはようギョざいます。」

というのを聞いて、思わず、

「母語干渉?」

と思いそうになって、

「そんなわけない。」

と思い直したことなどはその一例(笑)

また、ウォーキングしながら

「自動詞文「 汗が出る。」を他動詞文に
 すると、「汗を出す。」にはならず
 「汗をかく。」になるなぁ。

 押し出し(出し押し?)でコロケーション
 の勝ち(笑)。」

など、ごくごく身近なことが日本語教育
と繋がって、面白いことの連続なのです。

そして、こうしたネタを授業やSNSで
披露すると、まわりの人もクスッと
笑ってくれますし、

セミナーのネタにもなりますし、

何より日本語や日本語教育への理解が
ますます加速されます。

ただ、これらは、母語干渉や自動詞文・
他動詞文という知識があったからこそ
できたこと。

なかったら、何にもない。

そう考えると、この世の中、自分に
知識がないばかりに、おもしろいことを
スルーしていることが結構多いのでは
ないかと思います。

もったいない。

振り返れば、私が大学院に入学した時、

「これから先10年で日本語教育の関連
 書籍を1000冊読破する。」

と決め、読書記録をつけながら実行しま
した。

結果、10年経たずに達成することができ
ました。

また、通信講座の講義資料に、

「過去10年分の検定試験の内容を漏れなく
 盛り込む。」

と決め、執筆にとりかかりました。

その過程で目を通した関連書籍や論文は
1000や2000ではありません。

おかげさまで、そこそこの知識は身につき
ました。

このように言うと、

「すごい努力ですね。」

と言う方がいるのですが、

私としては、何も難行苦行をしていた
わけではなく、

知識が増えるたびに、自分の頭の中の
日本語教育学脳、検定試験脳に、

1つ1つジグソーパズルのピースを
はめていくような感覚で、実に楽し
かったんですね。

もちろんこれは今も続いていて、

昨日の臼井先生のセミナーでも新たな
知識・知見をいただき、興奮状態。

かくして、私にとって日本語教育は、
単に飯のタネだけではなく、

日常の何気ないことを、どんどん
おもしろいものに変換してくれる、

言語獲得装置ならぬ知的刺激獲得装置
なのです。

だからいつも機嫌よく日本語教育が
できるわけなんですね。


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