外国人介護人材の波に乗り遅れるな。

前回のメルマガで、

「外国介護人材、訪問系へ拡大検討。」

と題して、外国人介護人材の受入が
さらに加速しているということ、

そして、それに伴って「介護の日本語」
指導の需要の高まりが期待されることを
お話しました。

このように言うと必ず、

「篠崎はまた、小さなニュースを取り
 上げては、自社サービスを売るための
 ポジショントークに走っている。」

という方がいるのですが、

(だいたいそういう方は、単に動き
 たくないだけなんですよね。)

今回、インドで外国人介護人材の育成を
なさっている株式会社NAVISの大橋様と
お話させていただき、

「やはりこれから必ず『介護の日本語』
 指導の需要がやってくる。

 いや、もう来ていて、ほとんどの
 日本語教師はその事に気づいていない。」

ということを確信しました。

大橋様曰く、

「今、いろいろな業界、特に全国規模の
 企業が介護事業に参入しています。

 当然、全国各地に介護事業所を持って
 いるのですが、日本人スタッフで賄う
 のは、もうとっくに限界です。

 弊社は、これまでそういった企業に
 インド人介護人材を送り届けてきま
 したが、

 今後は、とても今の規模での供給で
 は間に合わない。」

さらに、曰く、

「一方で、インド国内では今、各州が
 競って外国人介護人材の育成に乗り出し
 ています。

 現地の看護師で日本で介護士として
 働きたいという人材が豊富にあるん
 ですね。

 もともと看護師ですから専門知識も
 あるので、人材としても非常に優秀
 なのです。」

さらに、こんな話も。

「今、日本国内での外国人介護人材の
 活用に新たな流れが出てきています。

 それは、介護施設ではなく、病院で
 働くというスタイルです。

 というのも、ここ数年医師の業務が
 増えたため、その一部を日本人看護
 師が担うようになりました。

 そうすると、今度は看護師の業務が
 増えたため、

 それを院内で介護業務をする傍ら、
 外国人介護人材が看護師業務の一部
 を担うようになったのです。

 例えば、手術後の後片付けなどが
 それにあたります。

 インド人介護人材の方も、介護だけで
 なく、医療業務にも携われるという
 ことで、満足度が高いのです。」

なるほど!

ただし、こうした状況を支えるには、
外国人介護人材の育成が必須。

特に、彼らに「介護の日本語」指導が
できる日本語教師の育成が急務なの
です。

にもかかわらず、99%の日本語教師が
気づいていない。

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