チャンスは用意している者にしかやってこない(その2)
大躍進会員のTさん(女性)。
就職が決まりかけていた日本語学校と
最後の折り合いがつかず、白紙。
日本語学校就職への道が絶たれ、
「先生、私は無職になりました。」
1か月前は、まさに呆然とした様子でした。
「先生、次のコンサルではキャリアアップ
のアドバイスをください!」
そこで、私もTさんがお住まいの地域で、
外国人児童生徒に対する日本語教育の
求人情報がないか調べてみました。
「あった!」
日本語支援員を募集している市内の
小学校リストがネット上で公開されて
いたのでした。
しかも、その小学校の数や優に100校を
超えていると。
「こんなにあるのか!」
ここに片っ端から連絡を取り、1校でも
2校でもゲットできれば、現状突破が
できます。
そこで、直後の毎月定例の個別コンサル
ティングで、Tさんにそのサイトを紹介。
あわせて、アプローチの方法などについて
アドバイスをさせていただきました。
「先生、やってみます!」
ここで個別コンサルティングは一旦終了。
Tさんの行動に望みを託すことにしました。
そして、数日後。
メールで、
「先生、いきなり、現場ど真ん中に
なりました!」
と。
そして、
「本日、初めて勤務する小学校に行きま
した。
早速、入り込み授業に入り韓国籍の小1
に付き添い授業を受けました。
明日も、2名の児童の取りだし授業と、
入り込み授業があります。
現場の先生方は、日本語の知識がほと
んどありません。
篠崎先生から教わった学習言語能力や
生活言語能力の違いなどを説明したり、
学習方法を提案したりすると、とても
喜ばれました。」
一気に状況が好転したのが、見て取れま
した。
さらに、
「今月のコンサルティングは、外国に
つながる子どもたちへの学習支援に
ついて教えていただけないでしょうか?」
もちろんです!
そこで、6月の定例個別カウンセリング
を迎えることになったのです。
続きは次回に。