「0→1」のストーリーに触れることの意義。
「芋虫から蝶を想像できるか。」
と問われたら、どう答えますか。
「もちろん。できるよ。
だって知ってるもん。」
多くの方は、そう答えるでしょう。
では、もし蝶の存在を知らなかったと
したら、どうでしょう。
芋虫から蝶を想像できる人はまずいない
のではないでしょうか。
蝶の存在を知らなければ、たとえ芋虫を
見ても、
「こいつ、きっと死ぬまでこんな醜い
芋虫なんだろうな。」
と思うに違いありません。
つまり、変態※に至るプロセスや変態後の
状況を知らなければ、
※変態:形態・状態・生態などが変わる
こと。特に昆虫などが幼生から成体に
移行する際、外見や構造を大きく変え
ること。
その存在すら認識することができない
のです。
これは、日本語教師においてもまったく
同じ。
例えば、自分が日本語教師として理想とは
程遠い状況、
もっといえば、鳴かず飛ばずの低空飛行を
しているとして、
短期間に一気に理想の自分、爆上がりした
自分を想像することができなければ、
自分に蝶の潜在能力があることにすら
気づかない。
「きっと私は、こうして鳴かず飛ばずで
終わってしまうんだろうな。」
そうして、結果的に自己変容の芽を自ら
摘み取ってしまえば、
文字通り、一生芋虫で終わるしかないの
です。
ですが、すべての日本語教師には、さらに
爆上がりする変態のチャンスは常にある。
そのためには、実際に変態し、爆上がり
した日本語教師の変態のプロセス、そして
変態後の現在の状況をつぶさに紹介する
しかない。
そういう思いで、企画したのが先般より
ご案内している
■「篠研サロン-ビジネス実践部」特別企画
小山暁子セミナー
「元銀行員が行列のできるフリーランス日本語
教師になるまでのストーリー」
(2023年1月16日開催)
https://www.kanjifumi.jp/koyama_akiko_seminar/
であり、そして、
■「篠研サロン-ビジネス実践部」特別企画
山本弘子セミナー
「教師歴5年、20代元OLが日本語学校立ち上げ
から軌道に乗せるまでの全記録」
(2023年2月20日開催)
https://www.kanjifumi.jp/yamamoto-hiroko_seminar/
なのです。
小山先生は、今でこそ日本語フリーランスの
代名詞となっていらっしゃいますが、
かつては元銀行員。そして、スナックのママ。
山本先生も、今でこそ全国を束ねる日本語学校
組織の評議員などをなさっていらっしゃいますが、
かつてはごく普通のOL。
そうした先生方の「0→1」ストーリーに
触れ、
それをご自身の人生に投影することによって、
「蝶になった自分」
を想像していただきたいのです。
そして、蝶になった近未来を獲得して
いただきたいのです。
こうしたことは、業界の成熟期にやっても
あまり効果はありません。
なぜなら、業界自体が変化に乏しく、既得
権益を持った人間の力が強いからです。
ですが、今の日本語教育界は4年近くに
及ぶコロナ禍とその後の入国制限緩和、
さらには、国の日本語教育施策の介入、
加えて、オンラインレッスンの台頭等に
よって、
【混沌、カオス、混乱、流動】
のさなかにあります。
いい意味で【無秩序】状態。
より適切な言い方をすれば、
【新秩序の構築途上】
これは、言い換えれば、
【蝶に変態する絶好の機会】
でもあります。
だからこそ、こうした局面で「0→1」
ストーリーに触れる意義があるのです。
もちろん私自身もさらに蝶になりたい
人間の1人。