成長を確実にする仕事の優先順位の付け方。
前々回からの続き。
大学院時代から専門書読破を通じて、
【目先の損得で判断していたら、
絶対に長続きしない。】
という信念があったこと。
そして、そのためには、
【常に収入の一部を自己投資に回す習慣
を身につける。】
を意識してきたということ。
さらに、このことは後になってある本
との出会いにより、
「これはすべてに通じる絶対法則だったのか。」
と確信するに至ったこと。
前回はここまでお話しました。
今回は、その続きです。
その本とは、こちら。
『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』
https://amzn.to/3Y27N2o
あまりにも有名なビジネス書ですので、
既に読まれた方もいらっしゃるかと思います。
この本の
「第3の習慣 最優先事項を優先する」
の章に
「時間管理のマトリックス」
という図があります。
時間管理のマトリックス
https://bit.ly/3FsGsiI
この図は、仕事の優先順位を決める際に
▼緊急なものか否か
▼重要なものか否か
という2つの尺度で4分類し、
取り組むべき優先順位の高い仕事を
示したものです。
例えば、明日の授業の準備は
▼緊急かつ重要(第1領域)
な仕事と言えます。
多くの方は、この領域の仕事に
日々奔走されているのではない
でしょうか。
もちろん、この領域の仕事を疎か
にすることはできませんし、
直接的には、ここで教師としての
評価を受けると言っても過言では
ありません。
だから、みんなここは一生懸命
やるのです。
それだけに、ここで差別化を図る
のは難しい。
これに対してと、読書は、
▼緊急ではないが重要(第2領域)
になります。
専門書を10冊、20冊読んだところで
たちどころに明日の授業が上手くなっ
たり、
急に顧客(=学習者)が増えたりする
ことはありません。
また、緊急性が低いために多くの教師
は、疎かにしてしまいがち。
それだけに、この領域の仕事を意識的に
積み上げていくと、
徐々に実力をつけていき、
その実力が顕在化した時には、もはや
他の追随を許さない圧倒的な絶対差と
なるのです。
本書では、第2領域の重要性を以下の
ように書いています。
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第2領域は、効果的なパーソナル・マネ
ジメントの鍵を握る領域である。
この領域に入るのは、緊急ではないが重
要な活動である。
人間関係を育てる、自分のミッション・
ステートメントを書く、長期的な計画を
立てる、身体を鍛える、予防メンテナン
スを怠らない、準備する。
こうした活動はやらなければいけないと
はわかっていても、緊急ではないから、
ついつい後回しにしてしまうことばかり
だ。
効果的な生き方のできる人は、これらの
活動に時間をかけるのである。
(pp.204-205)
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私は、この考え方に触れた時、
自分のやってきたことに間違いはない
と確信したのでした。
そして、
「多くの方にもそういう視点を持って
いただきたい。」
あわせて、
「日本語の授業力もお互いに高めあい
たい。」
という思いで始めたのが、
「篠研サロン-教育実践部」
https://www.kanjifumi.jp/salon_kyouiku/
なんですね。
だから、本サロンでは毎回教科書を1冊
購入し、検討することで
確実な成長、息の長い日本語教師を目指し
ているのです。