N1の試験時間・問題数の目安の変更について
8月5日、日本語能力試験公式サイトで
以下のような発表がありました。
具体的には、2022年第2回(12月)試験より
以下のように変更となります。
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〇試験時間の変更
言語知識(文字・語彙・文法)・読解
110分(変更なし)
聴解
60分 → 55分
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つまり、聴解の試験時間が55分と、これまで
より5分短くなるんですね。
それに伴い、問題数も以下のような変更があり
ます。
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N1の試験時間・問題数の目安の変更について
https://bit.ly/3bHnbyb
〇問題数の目安の変更
変更前 変更後
課題理解 6 → 5
ポイント理解 7 → 6
概要理解 6 → 5
即時応答 13 → 11
統合理解 3 → 3
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統合問題は、大問1題なので、これ以上
削りようがありませんが、
他の形式の問題は、全体的に少しずつ
問題数が少なくなった形となっています。
現在の試験形式は、2010年に変更された
ものですが、
おそらく、変更以降の受験者の受験結果
を分析した結果、
60分35問も出題する必要はない、
問題数を減らしても受験者の聴解力を
判定することができる、
と判断したからなのでしょう。
これによって、受験指導に大きな変更が
あるわけではありませんが、
こうして細かな変更が時々ありますので、
私たち教師も時々公式サイトをチェック
する必要があるんですね。
特にこのコロナ禍においては、
実施中止会場、中止都市の案内があります。
日本語能力試験指導担当の先生方は、
しっかり押さえておいてくださいね。