講座修了証発行。指導スキルの見える化を。

冒頭でもご紹介した通り、

今後、１日以上にわたる日本語の教え方
セミナーについては、

名称を「●●セミナー」から「●●講座」
に変更するとともに、

修了証を発行することにいたしました。

主な理由は２つ。

１つは、ご自身の【学びの証】として
いただきたいということ。

篠研のセミナーを受講なさる方は、
非常に学びの意欲、向上心の高い方
ばかりです。

そうした方々が、せっかく１日以上、
缶詰になって学んだのに、

それを証明するものがないというのは
あまりにも残念であること。

修了証を発行することで、【学びの証】
を手に取っていただき、

自己肯定感、自己効力感を高めていただ
きたい。

２つめは、就職活動で活用していただき
たいということ。

日本語教育機関に提出する履歴書に

「篠研の●●講座修了」

と記載していただくとともに、
修了証のコピーを添付していただく。

もちろん、それがどれくらいの効果が
あるかは、採用側の判断によります。

しかし、これまで就活で日本語教師が
書類審査でアピールできるものと言えば、
有資格者であることと職歴ぐらい。

これでは、他の応募者と差別化が
できません。

また、日本語学校も学習者の多様化に
伴い、

さまざまな指導スキルを持った日本語
教師が必要になってきました。

進学目的の留学生だけではなく、
ビジネスパーソンや介護候補生、
外国人児童生徒や技能実習生など。

さらには、日能試対策や日留試対策
といった試験対策。

特に、今回のコロナ禍によって、

海外からの留学生受入れだけに頼った
経営では、あまりにもリスクが高すぎる。

経営リスクを分散させるためには、

国内外から多様な学習者を受け入れ、
多様な教育サービスを提供する必要
がある。

また、対面式授業だけでなくオンライン
授業も展開し、

通学できない学習者や海外在住の学習者
をも取り込む戦略を打ち出していかなけ
れば、急激な情勢の変化に対応できない。

先見性のある教育機関ほど、そう考え、
それに合わせた人材を今のうちに確保
したいと考えるはずです。

そこで、効果を発揮するのが篠研講座
の修了証というわけです。

「わたしにはこんな指導スキルもあんな
　指導スキルもあります。」

と、ぜひ履歴書や面接でアピールして
いただきたい。

激動の今の時代は、

「能ある鷹は爪を隠す」ではなく、

「能ある鷹こそ、ここ一番で爪を誇る」
なのです。

いずれにしても、修了証を手にすることで

【指導スキルの見える化】

を目指していただきたい。

それが、日本語教師として日々成長し、
息長く仕事を続けていくための要諦
であるとお伝えしておきます。