学習者から選ばれる教師になるには(その4)
これまでの続き。
前回
「レッドオーシャンの中のブルーオーシャン」
を見つけることが大事ですよ、
というお話をしました。
実際、やってみましたか?
「いい話を聞いたなぁ。やればできそう。」
と言って何もしない人と、
「なんかわからないけどやってみた。
合っているのかどうかわからないけど。」
と言って、とりあえず行動した人とは
雲泥の差があります。
雲泥の差どころか、
▼蟻塚と富士山
▼ゾンビと貴婦人
▼汚泥と清流
▼自己破産と大富豪
ぐらいの差があります。
もちろん、下手でもなんでも行動する方が
いろいろ理由をつけて行動しないよりはるか
にいい。
なぜあえてここまで言うかというと、
世の中の90%の人間は一歩も動かず、
動いた10%のうちの9%の人間は成果が出る
まで行動し続けないからです。
結局成果を出すのは、全体のわずか1%。
そして、ゴールできなかった99%の人間の
多くが、
自分がゴールできなかった理由を、運や
才能のせいにするのです。
違います。
成果が出なかったとすれば、それは
成果が出るまで行動しなかったから。
ただそれだけ。
ほとんどの人は、諦めるのが超絶早すぎる
のです。
だから、
▼日本語教師として成長し続けたい
と思うのであれば、四の五の言わずに
とにかくしつこく行動することが大事です。
違うと思ったら、その時点で引き返せば
いいわけですから。
で、実際に、
「レッドオーシャンの中のブルーオーシャン」
を見つけ、その中のライバルを調べて
みてわかること。
それは、
▼ブルーオーシャンと言ってもライバル
はいる。
▼しかも、そのライバルもなかなか手強い。
ということ。
例えば、調べてみたらライバルの教師歴は
20年の大ベテラン。
一方、自分はデビュー1年目。
「これじゃ、勝ち目ないじゃん。」
そう思われるかもしれません。
ですが、決してそんなことはありません。
ライバルを潰す切り口を考え、自分の
見せ方を変えるだけで、
いくらでもライバルに勝つことができる
のです。
では、どうすれば教師歴の差をひっくり
返すことができるのか。
それは、ベテランではなかなかできない
ことを考えればいいのです。
例えば、どんなことが考えられますか。
30秒間考えてみてください。
↓
↓
↓
↓
考えましたか。
(あなたは蟻塚か富士山か)
↓
↓
↓
↓
考えましたか。
(あなたはゾンビか貴婦人か)
↓
↓
↓
↓
考えましたか。
(あなたは汚泥か清流か)
↓
↓
↓
↓
考えましたか。
(あなたは自己破産か大富豪か)
↓
↓
↓
↓
解答例:新しい指導方法を取り入れにくい。
例えば、ベテラン教師にありがちなのは、
▼使っている教科書が古い。
▼文型至上主義で行動中心主義的な授業
ができない
▼望んでもないのに、やたらと絵パネル
を使いたがる。
などです。
であれば、そんなベテラン教師に勝つ
ためには、
▼最新の教科書で楽しく学べます。
▼超実践的。明日の会話ですぐ話せます。
▼あなたのニーズに合ったレッスンを
ご提供します。
といったキャッチコピーで訴求すれば
いいのです。
注目すべきは見せ方を変えただけ。
教師自身は、何も変わっていません。
ここが凄く大事なのです。
これによって、ベテラン教師の授業
でさんざんな目に遭った学習者は、
間違いなくあなたを選ぶでしょう。
もちろん、できないことを謳っては
いけませんが、
ライバルに合わせて、自分のできる事を
ちゃんと言葉にして表現することは
非常に大事なのです。
そして、勝てる要素は必ずあります。
(ここに気づかない人が非常に多い。)
ここをしっかり押さえられなければ、
残念ながら時給300円の血の池地獄から
抜け出すことはできません。
この辺りは、先月の
「篠研サロン-ビジネス実践部
売れるLPの作り方(2)
-競合の潰し方(1)-
https://www.kanjifumi.jp/salon/
で詳しくお話しましたし、
次回以降もさらにお話する予定ですが、
ぜひ意識していただきたいところです。