大事なのは劇的な意識改革ではなく微細で具体的な行動の習慣化。
よく「意識改革」という言葉を
聞きますが、
私は意識が変わるだけでは現状は
ほとんど変わらないし、
一時的に変わったとしても長続き
しないと考えています。
意識だけでは、周囲に何も働き
かけないですし、
周囲に変化がなければ、意識を
持続させるモティベーションも
自然と減退してしまうからです。
例えば、
「日本語教師で自立したい。」
と思っても(思うことは大切ですが)
ただ思うだけで自立することは
できませんし(世の中そんなに甘くない)、
周囲に変化がなければ、いずれその
思いも揮発してしまうでしょう。
劇的な意識改革をしても、一時的に
カッコいいだけで、何も残りません。
大事なのは微細でも具体的な行動を
起こすことであり、その行動を習慣化
すること。
行動を起こせば、必ず何らかの
フィードバックがあります。
行動してはじめて
「あっ、これじゃダメなんだな。」
とか、
「よし、いい感じ。」
とか、なにがしかの意識の変化が
起こる。
そして、うまくいかなかったら
改善して、また行動してみる。
そしてまた、
「あっ、これじゃダメなんだな。」
とか、
「よし、いい感じ。」
とか、なにがしかの意識の変化が
起こる。
以下、同様。
このサイクルが軌道に乗れば、
その行動が習慣化されたということ。
微視的には、良くなったり悪くなっ
たりですが、
巨視的には、逓増、右肩上がりの
ラインを描くことになる。
常に100点ではないけれども、
常に100点に近づいている。
そんな感覚です。
だから、その途中の失敗は実は
失敗ではないんですね。
(大事な大事な成功への布石)
そして、重要なことは、
その一連の行動の中の「意識の変化」
の蓄積が、
振り返ってみれば、意識改革だった
ということ。
意識改革は、一回性のパラダイム
シフトではなく、
日々のリアルな行動に紐づいた
微細な意識の変化の膨大な堆積
なのです。
そして、望む成果が欲しいのであれば、
行動を習慣化することが必要ですし、
もっと言えば、習慣化する仕組みを
生活の中に組み込むことが必要です。
私の場合、本メルマガがまさにそうです。
メルマガを10年以上続けてきたから、
創刊前とはまったく違う思考を身につけ
ることができましたし、
起業することもできました。
繰り返しになりますが、
大事なのは劇的な意識改革ではなく
微細で具体的な行動の習慣化。
もっと言うと、行動が先、意識が後。
この順番が本当に重要です。
今回は、ちょっと抽象的な話でしたが、
刺さる方に刺されば。