日本語教師向けセミナーを企画してみる(その3)
前々回からのシリーズ。
今回でひとまず本シリーズは
終わりにしようと思います。
そもそも本シリーズをしようと
思ったのは、
収入のすべてを勤務先に依存する
家計状況では、
万が一(というかよくある話)、
勤務先から解雇された場合、
収入が一気にゼロになってしまう。
それでは、あまりにもリスクが高い。
そこで、
「自分でコントロールできるもう1つの
収入源を持つべきではないか。」
ということで、自分企画のセミナー、
とりわけ日本語教師向けセミナーを
ご提案させていただいたい次第。
一見ハードルが高いと思われがちですが、
しっかり準備をして、他にないコンテンツ
を構築できれば、
1回のセミナーで数万円の収入を得ること
だって決して不可能ではないのです。
それを月に2~3回できれば、経済的に
もかなり余裕ができるはず。
こうして、自分でコントロールできる
部分をできるだけ増やしていく。
それが、VUCA(ブーカ)と言われる予測
不能な時代を賢く生き抜く1つのコツな
のです。
ちなみに、ブーカとは、
------------------
Volatility(変動性)、Uncertainty
(不確実性)、Complexity(複雑性)、
Ambiguity(曖昧性)という4つのキー
ワードの頭文字を取った言葉で、
変化が激しく、あらやるものを取り巻く
環境が複雑性を増し、
想定外の事象が発生する将来予測が困難
な状態を指します。
出典:https://bit.ly/32uvEiX
------------------
とはいえ、皆さんの中には、
「日本語教育ですらまだまだ未熟なのに、
同業者を納得させるコンテンツなんて
自分にはない。」
と思われるかもしれません。
ですが、決してそんなことはありません。
ここで皆さんに、セミナーのアイデア
出しとしてご提案したいのは、
「前職×日本語教育」
という切り口です。
例えば、前職が介護士だったとします。
であれば、その前職の知識や経験を
活かして、
「介護×日本語教育」
でセミナーを企画してみてはいかがで
しょうか。
介護士の方にとっては当たり前の知識
でも、
私達日本語教師にとっては、まったく
未知の分野。
帰宅願望のある認知症の老人と、どう
コミュニケーションを取ったらいいの
かなんて、想像もつきません。
そういう生きたノウハウこそ、介護の
日本語を指導している日本語教師に
とっては、
「喉から手が出るほど欲しい情報」
なわけです。
であれば、そうしたスキルを盛り込んだ
「介護の日本語指導法セミナー」
を企画すれば、きっと応募者がいるに
違いありません。
これはほんの一例ですが、
あなた様にとって前職の知識や経験は、
人生の多くの時間と労力を割いて
やっと手に入れた貴重なコンテンツ。
それを活かさない手はありません。
「前職×日本語教育」
ぜひ、この視点でセミナーのアイデア
を考えてみてください。
ただし、アイデアだけではものには
なりません。
企画のさらなる検討、メディア告知、
集客など、
ビジネスとして回すスキルも必要
です。
詳しくは、サロンでも解説しています
ので、ご興味のある方はぜひご参加く
ださい。
篠研サロン-ビジネス実践部