zoom上でどうやってインフォメーションギャップを作るか。
会話の授業でロールプレイをするとき、
通常はAB2種類のロールカードを
作成し、
それを、それぞれの学習者に手渡して
インフォメーションギャップ(情報差)
の状況を作ります。
そして、実際にロールプレイをさせる。
対面式授業では、こうしたことが簡単に
できたわけですが、
zoomを使ったオンライン授業だと、
そもそも紙を手渡すことなどできま
せんし、
画面にABのロールカードの両方を
見せてしまうと、インフォメーション
ギャップにならず、
活動が興ざめしてしまう。
さて、どうしたものでしょうか。
実は、解決方法があります。
それは、zoomにあるブレイクアウト
ルームの機能を使うのです。
操作画像と合わせてご説明した方が
分かりやすいのですが、
いかんせん、本メルマガはテキスト形式
ですので、文章だけでご説明しますね。
(セミナーでは、画像付きで説明します)
《実施手順》
1.まず、学習者を2つのグループに
分けます。
2.学習者の名前の頭に「A」をつけさせ、
AグループにAのロールカードを画
面共有をして見せ、説明します。
3.Aグループ説明後、Bグループに行き、
同様に名前の頭に「B」をつけさせ、
Bのロールカードを画面共有をして
見せ、説明します。
4.これで、それぞれの学習者がAの役割
なのか、Bの役割なのか、名前を見た
だけでわかるようになりました。
5.ここで一旦ブレイクアウトルームを解
除し、あらためてペアの数分の部屋数、
ABの組になるように設定します。
6.そして、ロールプレイを実施する。
いかがでしょうか。
さすがに対面式授業のように、ロールプレ
イをしている学習者全員を俯瞰して見る
ということはできませんが、
もし、見たいのであれば、気になるルーム
に入るなり、
メインルームで学習者にモデルでさせて
みるなりすればいいでしょう。
zoomのブレイクアウトルームを駆使すれば、
いろいろな活動ができるんですね。
この方法、
「もっとちゃんと詳しく知りたい!」
という方は、ぜひ本セミナーにご参加
ください。
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