木の芽がのびるのは(形容詞)から-みつを
さて、問題です。
タイトルの相田みつをの詩、(形容詞)
には何が入るでしょうか。
形容詞なので、イ形容詞かもしれませ
んし、ナ形容詞かもしれません。
「若いから」
ブブー。
「元気だから」
う~む、ブブブー。
「勢いがあるから!」
そもそも形容詞じゃないです(>_<)
正解は、こちらです。
これはもちろん木の芽に限った
ことではなく、
日本語教師としての成長にも
あてはまるもので、
成長している時というのは、
おしなべて思考が柔軟な時では
ないかと思います。
逆に、思考が硬い時は、
▼新しいこと
▼未知なこと
▼従来の常識とは違うこと
に対して、条件反射的に拒否反応
を示してしまう。
拒否反応を示すということは、
自分自身は何も変わらないという
ことですから、
成長などするはずはありません。
思考というのは、筋肉と同じで
時々動かしたり、ストレッチをしな
ければ、
知らず知らずのうちに、おぞましい
ほど硬くなってしまいます。
余談ですが、私自身、コロナ禍に
なってからというもの、
教室に足を運ぶことが激減し、
授業のほとんどはオンライン。
朝から夜まで、ずっとパソコンの
前に座りっぱなしの生活が1年以上
続いたため、
首、肩、腰が凝りに凝りまくり、
さらに、右足の膝が痛み始め、
(お尻の筋肉が弱ったかららしい)
今年の3月から、平日ほぼ毎日整骨
院に通い、
週に1度はリハビリクリニックに通い、
それでも我慢できないときは最寄りの
りらくるに通い、
最寄りのりらくるが予約できないときは、
隣の大分市のりらくるまで30分車を
走らせて、
90分間がっつりマッサージを受ける
という日々を過ごしています。
(店員さんから
「指が全く入らないっす」
と言われる有様(トホホ))
思考も、意識して新たな刺激を
与え続けないと、
どんどん固くなってしまう。
それでも放っておくと、
今の私の体のように、毎日毎日
ストレッチなことをしないといけない
ハメになるのです。
(それでも、徐々に回復しているのは、
間違いなくプロの力を借りているから。)
人間というものは、不思議なもので、
ある程度の年齢になると、
成長よりも安定を求めるようになる
ようです。
しかしながら、変化が激しく、世界の
あり様がどんどん塗り替えられている
今の時代においては、
不変・安定は、むしろ
「時代についていけない。」
「時代に取り残される。」
という大きなリスクを背負うことになる。
事実、何年も前に養成講座で学んだことが、
この1~2年でどんどん書き換えられてい
ます。
そのことに気づかずに、いつまでも
「授業中は日本語のみ。母語使用禁止。」
「授業中のスマホ使用禁止。」
「文型導入は、日本語と絵カードで。」
と言っていたら、あっという間に
淘汰されてしまうでしょう。
実際、彼らにとっては外国語の日本語で
回りくどい説明をされるより、
英語ワンフレーズで説明してもらった
方が、はるかに早く正確に意味が通じる。
私がこちらのセミナーをご案内するのは
まさにそのためです。
篠研企画 村崎 加代子オンラインセミナー
「キーフレーズで一発理解
-英語を使った初級文法間接教授法-」
(11月7日開催)
https://www.kanjifumi.jp/murasaki_kansetsukyojuho_seminar/
最後に、ダーウィンの言葉を。
「生き残る種というのは、
最も強いものでもなければ、
最も知能の高いものでもない。
変わりゆく環境に最も適応できる
種が生き残るのである。」