篩い落としていませんから、安心してください。

前回の

「望む日本語教師ライフを手に入れる
方程式とは。」

について、I.K様よりお便りを頂戴いたし
ましたのでご紹介いたします。

I.K様、お便りありがとうございました。

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篠崎先生

いつもメルマガで有益な情報をお送り
くださり、ありがとうございます。

今朝もふむふむと読み、

「自分でコントロール」のあたりまでは
スムーズに読めたのですが、「固定給」
という言葉で止まりました。

専任ではない私は担当授業のコマ給です。

そういう人は、まず固定給を目指せ
という意味？と篩い落とされた印象を
受けました。

次のメルマガをお待ちしております。

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なるほど！

当然ですが、I.K様や非常勤でお仕事を
さっていらっしゃる方を篩い落とすつ
もりで書いたわけではありませんので、

その点はご安心ください。

まず、ここで改めて皆様にご確認いただ
きたいのは、

「自分の理想とする日本語教師ライフ
とは、どういうものか。」

ということ。

そして、それが今実現できているかと
いうことです。

もし、

「私は、自分のペースに合わせて授業
だけに専念したい。

専任になれば、授業以外の仕事も増え
るし、拘束時間も多い。

だから、あえて非常勤を選ぶ。」

というのであれば、「固定給」獲得を
目指す必要など全くありませんし、

現に今、そのような状況にあるのであれば、
すでに望む日本語教師ライフを手に入れて
いるといえるわけです。

また、日本語教師の方の中には、

「今特に経済的に困ってはいないし、
日本語教師もお金のためにやっている
わけではない。

生き甲斐や社会貢献のためにやって
いるのだ。」

という方もいらっしゃるでしょう。

そういう方は、そもそも時給も固定給も
はなから考える必などないのです。

そういう場合は、

「篠崎のいうことも一理あるかもね。
私の考え方・生き方とは違うけど。」

と思っていただければそれでいいので
す。

ただ、

「現在非常勤で、生計を立てるために
日本語教師をやっている。」

というのであれば、現状は、

自分の意志とは関係なく、急にコマ数が
減ったり、最悪解雇されたりといった
リスクを常に負っている、

ということを認識しておく必要がある
でしょう。

現に、今回のコロナ禍で

「仕事が急減した。収入が一気に減って、
経済的に苦しくなった。
こんなはずじゃなかった。」

という方も、決して少なくないのでは
ないでしょうか。

そういう状況の中で、今回の私のお話は、

「日本語教師として生計を立てる。」

ということを前提に、

「状況の変化に対して、できるだけ
リスクを回避しつつ、

かつ、望む日本語教師ライフを手に
入れるためには。」

というところで、お話しさせていただい
た次第です。

変化の激しい今の時代、収入源が１つ
しかないというのは、相当危険な状態
です。

何かの理由で、その収入源が途絶えて
しまえば、経済的に一気に窮地に追い
やられてしまうからです。

私自身、常に念頭に置いていること、
それは、

▼今仕事がある、定収入があるとしても、
それは決して当たり前でもなければ、
未来永劫を保障するものではない。

▼今健康でバリバリ働けるとしても、
それも決して当たり前でもなければ、
未来永劫を保障するものでもない。

ということ。

窮地に追いやられてから天を恨んでも
どうしようもないのです。

だからこそ、その当たり前が崩れたとき
でも、なんとかやっていけるよう、

少しでも余裕があるうちに、次の一手、
さらにその先の一手を打ち続ける。

未来への種蒔きをし続ける。

それが、息長く、機嫌よく、日本語教師を
続けるための秘訣ではないかと思うのです。