スマートノートー思考力・発想力を豊かにするノート術
今、こんな本を読んでいます。
岡田斗司夫
『あなたを天才にするスマートノート』
https://amzn.to/3cgTNem
スマートノートとは、岡田氏の言葉を
借りれば、
「天才になるためのノート術」
で、これだけ聞くとかなり怪しい(笑)
スマートノートを私なりの言い方で言えば、
「心を軽くし、思考力や発想力を豊かに
してくれるノート術」
です。
例えば、皆さんの中に、
「おもしろい授業アイデアが浮かばない。」
とか、
「仕事の悩みについていろいろ考えているん
だけど、なかなかいい解決策が浮かばない。」
とか、
「どうも思考の幅が狭い。」とか、
「ちょっと考えただけで、頭の中がぐちゃ
ぐちゃになって、考えが全然まとまらない。」
とか、
「そもそも自分の思いや考えをうまく相手に
伝えられない。」とか、
「相手と話している時はうまく言えなかった
んだけど、
3時間ぐらいたってからぴったりの言葉が
思い浮かび、思わず『遅せーよ!』と自分自
身にツッコんでしまう。」とか、
そういうこと、ありませんか。
私は、すべてあります(笑)
そういった問題を解決してくれるツールが
このスマートノートなんですね。
実は、最近私もこの本を読み始めて
から、スマートノートを書くように
なりました。
本書で岡田斗司夫氏が勧めているA5サイズ
のノートカバーを購入し、
キングジム レザフェスノートカバー A5S
白 1991LFシロ
https://amzn.to/3l3cENJ
A5サイズのノートを挟み込み、常に持ち
歩き、
毎日、見開き1ページ分いろいろと書いて
います。
そうするとどうなるか。
まず、「あれ、覚えとかなきゃ。」という
ストレスから解放されます。
メモを書いておけば、忘れても大丈夫。
ノートを読み返せばいいからです。
考えてみれば、この「覚えとかなきゃ。」
的なことに、
普段どれだけ脳内メモリーを持っていかれ、
ストレスを感じていることか。
これがあるから、私たちはとっさの情報
処理に頭を使うことができないのです。
しかも、覚えるだけではなく、忘れたら
どうしようというストレスもあります。
つまり、二重のストレスがあるわけですね。
であれば、このスマートノートに記録して
ひとまずすっかり忘れた方がよほどいい。
次に、悩みが解決しやすくなる。
悩みがなかなか解決しないのは、ずっと
頭の中だけで考えを巡らしているからです。
言い換えれば、悩みを自分から切り
離していない。
自分の悩みをノートに書き出し、それを
眺めることによって、悩みを客体化する
ことができます。
そうすると、
「なんだ、こうすればいいじゃん。」
と、あっさり解決策が浮かぶこともある
のです。
「岡目八目」と言いますが、当事者よりも
傍観者の方が、物事を的確に判断できるも
のです。
スマートノートは、それを一個人で実現
できるツールなんですね。
たとえ解決まで至らなくいても、
悩みを言葉で吐き出すだけで、
精神的にかなり楽になったりする。
(もちろん、悩みの種類によりますが。)
さらに、自分の考えを言語化することで
思考が整理されます。
整理して書くのではありません。
思いのまま、考えのまま、ぐちゃぐちゃ
に書いていいのです。
大事なのは、そのぐちゃぐちゃを客観的に
眺めながら、
「この考えは、こっちのアイデアと繋がる
よね。」とか、
「この考えだと、この部分が弱いから、
こんな感じで強化したらいいんじゃな
いか。」
とか言いながら、さらにごちゃごちゃに
書き足していく。
そうすると、見た目と反比例する感じで
頭の中がすっきり整理されていくんですね。
この辺りは、実際に書いてみると実感
できるでしょう。
そして、最後に、スマートノートは、
思考力や発想力を豊かにし、しかも
それらを定着させてくれます。
そもそも私たちは、小さなものから
そこそこのものまで、
実は普段から結構いろいろなことを思い
ついています(違いますか?)
でも、多くは思いついた直後にもう
忘れているんですね。
だから、
「何かいいアイデアはないかなぁ。」
とことさら考えなくても、
普段から、浮かんでは弾けて消える
ちょっとしたアイデアを記録しておく
だけでも、結構な発想源になるのです。
あとは、折に触れ、その記録を読んで、
使えそうなものを使うと。
また、ここから先は本書を読んで、
紹介されているテクニックを活用
していただきたいのですが、
自分のアイデアに、自分でツッコんだり、
自分の考えをさらに広げたり深めたり
する問いを自問したりすることで、
思考力や発想力に広がりが生まれます。
そして、それをノートに記録すれば、
その思考は言語で固定され、
それを読み返すうちに、思考力・発想力が
整理されながら、まるで腐葉土のように
脳内に蓄積されていくのです。
では、具体的にどのようにノートを取れば
いいのか。
次回、私の今のやり方をご紹介しようと
思います。