オンラインレッスン単価下落を乗り切るには。
最近、twitterでとある日本語教師の方の
「日本語オンラインレッスンの単価が
低すぎてびっくりした。
これでは、やる気が失せる。」
という内容のつぶやきを見ました。
確かに、これはやり切れない。
レッスン単価が下がることによって、
収入が減ってしまうのはもちろんの
こと、
これでは、教師としての自尊心まで
棄損され、
日本語教師としての自分の存在価値
まで見失ってしまいかねません。
勘違いしてはいけないのは、
単価が低いのは、けっしてあなたの
指導技術が低いからでも、
あなたの努力が足りないからでも
ないということ。
単に、今はたままたそういう潮目
だというだけです。
なので、自分を責める必要はまっ
たくありません。
(↑ここ、ほんと勘違いなさらぬよう。)
現に、留学生30万人計画が達成
される2年ほど前までは
日本語教育界はなかなかの
好景気で、
日本語教師の求人もたくさん
ありました。
翻って、現状、単価が下がったのは、
今回のコロナ禍で、日本語学校の
職を失った日本語教師の方が、
次の職を求めてオンラインスクー
ルに殺到したことで、
供給過多になり価格が下がった
ということなのだと思われます。
とはいえ、
この状況をただ指をくわえて
見ていても何も変わりません。
何か行動を起こさなければ、
いずれ干上がってしまうでしょう。
では、どうすればいいのか。
実は、現状を打開する方法は
いくらでもあります。
例えば、以前本メルマガでも
ご紹介しました
【日本語教師×前職のキャリア】
は、とても有効な手段です。
例えば、前職が金融関係のお仕事を
していたのであれば、
オンラインスクールのプロフィール
に前職の職歴も記載し、
「日本語だけでなく、日本の金融や
日本型ビジネスも教えることが
できます。」
と書けば、それが強力なセールス
ポイントになり、
日本の金融や日本型ビジネスに関心を
持つ外国人学習者の需要を喚起し、
相場より高い単価でレッスンを受注
することができるでしょう。
実際、
「篠研サロン-ビジネス実践部」
https://www.kanjifumi.jp/salon/
の会員様が、実際にこの手法をとられ、
受講生が一気に増えて忙しくなったため、
本サロンを寿退会なさいました。
(嬉しくもあり、悲しくもあり(笑))
方法は、これだけではありません。
ビジネスの世界では、よく
「売上を上げるより先に、
経費を押さえろ。」
と言われます。
売上を上げることは難しいですが、
経費を抑えるのは誰にでもでき、
かつ確実に成果をあげることが
できるからです。
もちろん、経費は単に金銭的な費用
だけではなく、
労力や労働にかけた時間も含まれます。
日本語教師で言えば、教材費だけで
なく授業準備にかけた労働時間も
経費。
であれば、まずはその代表格である
授業準備を極限まで縮小するという
のは、
この難局を乗り越える、有効かつ
確実な方法と言えるのです。
「また篠崎のポジショントークか。」
そう思われる方は、それでもかまい
ません。
そういう方は、今回はこれ以上の
ご縁がなかっただけです。
ただ、本メルマガをご愛読いただく
少なからぬ方の中に、
「レッスン数は減るわ、オンラインに
なって単価が下がるわ、
そのくせ授業準備だけはしっかり
かかって、気持ちが折れそう。」
という方がいらっしゃれば、
今回のご提案は、福音になのでは
と思う次第。
難局の時に得た知識やスキルは、
難局の時にしか得られないもの。
そう考えれば、今回は10年に1度の
またとないチャンスではないかと、
私は常にポジティブに考える性格。
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2020年12月20日(日)13:00-16:30
篠研の日本語の教え方セミナー
「初級文型導入の授業準備を短縮する方法
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