国内就職希望外国人が日能試N2・1に合格すべき理由。

先週の村崎先生の

「在留資格法令セミナー」

さらに、先日の長崎先生の

「企業研修における日本語教育
セミナー」

で明らかになったこと。

それは、

【国内就職希望の外国人にとって日能試
N2・1合格がいかに重要か。】

ということ。

結論から申し上げますと、

1.国内就職希望で、日能試N2・1に届き
そうな学習者に対しては、積極的に
N2・1合格のメリットを伝え、受験
指導すべき。

2.それだけに、日本語教師もまた、
日能試対策指導スキルを身につける
べき。

ということ。

もちろん、受験指導が日本語教育のすべて
ではありませんし、

JLPTでは、会話能力や作文能力といった
アウトプット系の能力が評価の対象外である
ということは、十分承知しています。

ただ、日本の法令においても、企業の採用
条件においても、

日能試合格が極めて強力な判断材料に
なっているのであれば、

相応の対策をしておくことは、現実問題
として極めて重要。

とりわけ国内就職を目指している学習者
をご指導なさっている教師とあれば、
なおさらです。

それでは、在留資格別に見ていき
ましょう。

▼技術・人文知識・国際業務

国内就職をする外国人留学生の多くが、
就職の際に切り替える在留資格です。

特に、文型の留学生はほぼほぼこの
在留資格にあたるのではと思います。

その際、採用する企業の多くは留学生に
日能試N2・N1を採用条件にあげています。

つまり、N2・N1に合格しなければ、
採用はおろか、書類審査の時点で
弾かれるわけですね。

▼高度人材

この制度は、高度外国人材の受入れを
促進するため,平成24年から始まった
もの。

日本での就労を希望する外国人の学歴、
年収、日本語力などをポイント表に
基づいて点数化し、

70ポイントを超えた者を「高度外国人材」
として在留資格を与えます。

この「高度外国人材」に認定されると、
さまざまな優遇措置が与えられます。

詳しくは、下記サイト。

https://bit.ly/3m2djyM

ポイント表は下記サイトの
「2 ポイント計算表」を。

https://bit.ly/3kUNIXi

表を見ると、日能試N1合格で15ポイント、
同N2合格で10ポイント。

70ポイント中の15、10ポイントなわけ
ですから、相当重要視していることが
ご理解いただけるでしょう。

▼告示46号特定活動(通称:N1特活)

初めて聞く方もいらっしゃるかも
しれません。

この告示46号特定活動は、2019年に
新設された、

日本の大学や大学院を卒業した外国人が
日本で就職するための在留資格です。

従来の在留資格といえば、前述の
「技術・人文知識・国際業務」
なわけですが、

この資格では、一般的なサービス業や
宿泊業務、製造業務に就くことができ
ません。

そこで、優秀な留学生の国内就職の
促進を目的に新設されたのが、この
告示46号特定活動というわけです。

ただし、資格取得のためには日能試N1
合格が絶対条件。

マストなのです。

いかがでしょうか。

これだけ進路の節目に日能試N2・N1
合格を謳っているわけですから、

教師側にとっても、その指導スキルは
必須科目といっていいでしょう。

逆に、日能試対策指導ができない教師は
学校側からすれば、

「きわめて使い勝手の悪い教師」

と映るのは必至。

「自信をもって日能試N2・N1対策
指導ができるようになりたい。」

という方は、下でご案内している
セミナー動画をお求めください。

セミナー動画では、各問題形式ごとの
指導ポイントを細かく解説しています。

教え子が日能試に合格し、
新たな進路を進む姿を
目の前で見られるのは、

まさに教師冥利の一言に
尽きます。

あなた様の日本語教師ライフに
すてきな彩りを加えることでしょう。

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