検定試験出る問シリーズ(2)-寝ても覚めても先行オーガナイザー。
検定試験の試験IIIでは、授業計画などを
含んだ、いわゆる授業実践問題が出題されます。
その中で、特に読解と聴解の授業実践の問題では
ほぼ間違いなく、1問目に
「先行オーガナイザー」
についての問いがあります。
先行オーガナイザーとは、
「読解活動や聴解活動の際、素材に関する学習者の
スキーマ(背景知識)を活性化させるために行わ
れるやりとり」
のこと。
例えば、読解の授業でお化けに関する文章を読む
のであれば、
本作業の前に、学習者とお化けについて知っている
ことや経験したことなどについて軽く話し合うと
いった形です。
例えば、平成27年度の試験III問題8問1では
以下のような問題が出題されています。
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問1 <資料>の下線部Aに関して、背景知識を活性化
させる活動として最も適当なものを、次の1~4の中
から一つ選べ。
1 母語と日本語における論説文の文構造の相違につ
いて話し合う。
2 テーマの理解に効果的な読解ストラテジーについ
て話し合う。
3 テーマについて知っていることや経験を話し合う。
4 論説文に特有の表現について知っていることを話
し合う。
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さて、答えはどれでしょう。
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まずは、ご自身で考えてみてくださいね。
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正解は。。。
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3番です。
同様に、聴解授業の問題でも1問目でほぼほぼ
問われますので、
「寝ても覚めても先行オーガナイザー」
というぐらいにしっかり復習しておいてください。
頑張ってくださいね。