「できる環境になったら。。」そう思う限り、永遠に来ないです。
3年前の事。
週に一度剣道のご指導をしてくださっている
70代ほどの先生に、
「ぼちぼち六段受審の準備をしていこうかと
思います。」
と言ったところ、間髪入れず
「いやもう、そうならすぐ受審しなさい。」
と言われました。
「ぼちぼちなんか言っていたら、あっという間に
年を取ってしまう。
年を取ったら、なお合格しにくい。
受審したって、1回で合格するわけじゃない。
そこからまだ何年もチャレンジしないと合格
できない。
だから、すぐ受審しなさい。」
これは、この先生だけでなく、私の周りの六段以上の
先生方は、みな口を揃えてそうおっしゃいます。
そこで、私はとにかく稽古に出るようにしました。
仕事が長引きそうになっても、ある程度ケリが
ついたら、無理やりやめ、稽古に。
そうすると、稽古の時間は意外に作れるようになり
ました。
以前は、
「できる環境になったら。。」
などと考えていましたが、そう考えている間は、
できる環境は永遠に来ません。
できる環境は、実際にやらないとでできないのです。
四の五の言わずに、実際やれば、
それに合わせて周りが変わっていきます。
というか、変えざるを得ない状況になります。
変えざるを得ない状況に無理やり追い詰めないと
変わらないんですね。
アドバイスをいただいた剣道の先生も、ご自身で
お商売をなさっていらっしゃる方。
仕事に追われることが多いはずです。
それでも、今まで剣道をなさってこられたのは
おそらく
「無理やり行動して環境を変えないと何も変わ
らない。」
ということを身体レベルで熟知しているから
でしょう。
そんなこんなでご指導をいただいた結果、
1年後、何とか六段審査に一発合格できました。
あの時、
「いやもう、そうならすぐ受審しなさい。」
と言っていただけなかったら、きっと今でも
六段に合格することなく、
「できる環境になったら。。」
とぐずぐずしていたに違いありません。
「検定試験の勉強、環境ができたら。」
とお考えの方。
待っていても、そんな環境、永遠に来ません。
時間は、自分で作るしかないのです。
もしそう思えないのであれば、それはあなたにとって
不必要なことなのです。