この難局を、サクセスストーリーの始まりと捉える。
昨今の新型コロナウィルスの影響で、日本語教育
業界も大変な状況になっています。
我が篠研も、昨年の決算では創業1年目で利益率
19%を叩き出し(額は微々たるものですが)、
さらに、会社を大きくすべく、昨年11月ごろは
「来年は、昨年以上にセミナーを開催するぞ!!」
と意気込んで、半年先まで会場とホテルを抑え、
(オリンピックのこともありましたので、早めに)
会場費もおおかた支払い、いざ告知、いざ集客
と走り始め、
少しずつお申込をいただくようになった矢先、
「新型コロナショック」
で、予定が完全に狂ってしまいました。
急遽、リアルセミナーをオンラインセミナーに
切り替え、
すでにお申込みいただいた方には、お一人お一人
連絡を取って、受講料を返金。
会場もホテルもすべてキャンセルし、セミナーの
回数も減らさざるを得ない状況となりました。
オンラインセミナーに切り替えたばかりのときは、
多くの方がまだ「ZOOM」というものが何なのか
よくわからないような状況で、
それが大きなハードルとなって、オンラインセミ
ナーへのお申込も非常に鈍いものでした。
もちろん、売り上げも一時大きく落ち込みました。
「まだまだ生まれたて2年目にして、この難局か。。」
とも思いましたが、
去年、元京セラ会長稲盛和夫氏の書籍を5~6冊
読み漁り、
京セラ創業時の稲盛氏もかなりご苦労なさった
ことを知っていたので、
「稲盛さんに比べれば、なんてことない。」
そう思って、とにかくやれるだけのことはやろうと
思って、今までまだ手を付けていないこと、今の
自分に何ができるか考えました。
そうしたら、
▼YouTubeチャンネル、まだやってない。
▼ICTスキルセミナー、まだやってない。
▼JLPT-N1通信講座の立て直し、まだやっていない。
などなど。
まだ計画だけで手を付けていないこと、今の自分に
できることがいくつも出てきました。
そして、自分のできそうなことが的を得ているか
調べてみると、
▼YouTubeチャンネルは、いま子ども相手のエンタメ
系チャンネルが成熟化し、代わって大人相手の学
び系チャンネルが大きく成長し、今後さらに伸びる
ことが見込まれている。
▼まだまだICTに苦手意識を持っている日本語教師が
多い中、勤務校で急速にICTの導入が進んでいるこ
とから、ICTスキルを身につけたい教師が増えている。
▼JLPT-N1の学習コンテンツは、まだ市場にさほど多く
なく、特に指導者の少ない海外においては高いニーズ
がある。
そうすると、
「まだまだできる。」
「まだまだ伸びしろがあるんじゃないか。」
と自然に思え、なんだかワクワクしてきました。
そして、この難局を、単なる不遇と捉えるのではなく、
むしろ、サクセスストーリーの始まりと捉えてみては
どうか。
そのように思ったのです。
続きは次回に。