バブル期の新卒ブランドを捨て敢て茨の道を進んだ男の話(番外編)
今回は、番外編として冒頭でご案内した、
読者の方からのお便りをご紹介いたします。
お便りをいただいたO.I様、お便りありがとう
ございました。
O.I様からのご提案を一言で言うと、
「「篠崎日本語教育経営塾」(仮名)を起ち上げて
ほしい。」
というもの。
どうしてご紹介しようかと思ったかと
言いますと、
本シリーズのこれからが、まさに私篠崎が
日本語教育ビジネスに動き出した頃の話に
なるからです。
そもそも、私が本シリーズをしようとした動機も、
「『日本語教師は待遇が悪い』と言うものの、
個人レベルで自分の待遇を上げる取り組みを
している教師はほとんどいない。
結局、みな自分で事業を立ち上げることもなく
学校や組織にぶら下がろうとしているだけ。
そんな首根っこを事業主に掴まれている状態で
待遇など上るわけがない。
とはいえ、そもそも私たちは、お金の勉強や
ビジネスの方法など学ぶ機会もないし、身近に
ロールモデルもない。
どのベテラン教師の話を聞いても「無料こそ善」
「労働の対価はやりがい」みたいな話しか出て
こない。
それでは、とりつく島もないし、
「待遇を上げたいと思う自分の方が
間違っているのではないか。」
と思って諦めてしまう。
であれば、私がこの道に飛び込んだころから、
事業を起こすまでのいきさつを、
その時その時に学んだことを交えながら赤裸々に
書き綴ることによって、
これから日本語教育でご飯を食べていこうとする
方々に、なにがしかのヒントを与えることになる
のではないか。」
と考えたからです。
しかしながら、かといって自分に「経営塾」を
主宰するほどの能力があるかというと、我ながら
甚だ疑問。
もちろん、今まで自分なりにビジネスについて
勉強はしてきました。
弊社を創業半年で累計黒字化しましたし、第1期
決算では利益率19%をたたき出し、
会計事務所の所長さんから
「こんな数字見たことない。」
「創業1年目は普通赤字ですよ。」
と驚かれました。
とはいえ、まだ企業2年目ですからね。
正直、ビジネス感覚を養うのであれば、下記のように
すでに秀逸な無料サービスがあります。
(私も利用しています。)
◆ポッドキャスト番組『石原明の経営のヒント+(プラス)』
https://www.ishihara-akira.biz/plus/index.php
◆両学長 リベラルアーツ大学
https://www.youtube.com/channel/UC67Wr_9pA4I0glIxDt_Cpyw
上記コンテンツを隅から隅までマスターすれば十分では
ないかとも思います。
一方で、ある方から
「一般的なビジネス情報源はたくさんありますが、
日本語教育に特化した経営情報はありません。
なので、日本語教師として具体的にどう動けば
いいのか、最初の一歩が分からないのです。」
というご意見もいただきました。
次回以降から、具体的な私の事業遍歴を綴っていきますが、
私に経営塾を主宰する器があるのかどうか、皆さんより
ご意見を頂戴できればと思います。
それによって判断したいと思います。
話が長くなりましたが、O.I様から頂いたお便りを
ご紹介いたします。
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篠崎先生、ひとつお願いがあります。
「篠崎日本語教育経営塾」(仮名)を起ち上げて
いただけませんか?
篠崎先生と出会って以来、ずっと考えていたこと
なのですが、
先ほどのメールを拝読し、ますますその思いを強く
いたしました。
昨年秋から篠崎先生のホームページを拝見したり、
メルマガを購読したり、 セミナーに参加したり、
コンサルティングを受けたり、
その後もきめ細かなサポートをしていただいたり
して、本当に素晴らしい先生だと、尊敬いたして
おります。
今日も休日にも関わらず、ZOOMオフ会を開催して
くださり、
参加者全員に懇切丁寧にZOOMの使い方を教えてい
ただき、感謝の言葉しかありません。
あの内容、あの情報量で無料というのが、信じられず、
申し訳ないぐらいです。
今日のオフ会に参加して、篠崎先生は、これからの
日本語教育界を「経営」という観点からリードして
いける、
唯一無二の方だという思いをさらに強くいたしました。
古くは松下村塾、松下政経塾、盛和塾(残念ながら解散
してしまいましたが)、
最近では勝間塾など、政治や経営の塾は数多く存在しま
す。
これらの塾で優秀な「若者」が研鑽を重ね、日本や世界
の政界や経済界をリードする人材が多数輩出されてきま
した。
しかし、教育界、さらに言えば、日本語教育界には、
そのような塾は存在するのでしょうか。
私の知る範囲では、存在しないのではないかと思います。
篠崎先生のメルマガ、特に最近の記事を拝読し、これか
らの時代、
「経営」という観点抜きにして教育を語ることはできな
いのではないか、と私も思うようになりました。
篠崎先生、日本語教育の世界でビジネスを起ち上げよう
とする日本語教師が研鑽し合える塾を作っていただけま
せんか?
私が先だってお送りしたセミナーのアイディアも、シリー
ズ企画にして、塾生に提供する、というのはいかがで
しょうか?
その上で、塾生同士の交流や研鑽の場も提供していただ
けたら、素晴らしい塾になるのではないかと思います。
塾生は、セミナーを受け身で聞き流すだけではなく、
セミナーで得た知識をもとに自らビジネスを起ち上げ、
塾に報告。
情報を塾生同士で共有します。
そして篠崎先生のフィードバックを受けたり、塾生同士で
情報交換したり、励まし合ったり。
そのようにして、塾生皆が成長していけるような塾を、
篠崎先生に是非作っていただきたいです。
勢いに任せて僭越なメールを差し上げまして、申し訳あり
ません。
是非ご検討いただければ、と思います。
何卒よろしくお願い申し上げます。