本気－なぜ、努力しても劇的な変化が起きないのか。

「自分なりに努力しているつもりなのに、
なぜか成果が出ない。」

という人、私のまわりにもたくさんいます。

決して努力していないわけではない。

なのに成果が出ない。

何を隠そう、私自身もかつてはそうでした。

いやいや、「かつて」ではなくほんの数年前まで(>_<)

その一方で、大学院時代の同期は、博士号を取ったり
有名大学に就職したりしている。

彼らは彼らで、もちろん人並み以上の努力をした
結果なのだろうけれど、

「それにしても、あいつらと俺はそんなに努力の量が
違うか？」

とひがんだこともなかったわけではありません。

それでも、腐らずに今まで「倦まず、弛まず、焦らず」
続けてきたので、

何とかご飯は食べられるようになりました。

努力しているにも関わらず、劇的な変化が起こらない
理由について、

『大富豪アニキの教え』
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では、以下のように語っています。

アニキの教えの第５回目。

以下、引用。

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僕（注：「アニキ」に再び会いに来た若者）は、日本に
帰って実行した【兄貴の教え】の効果について話した。

【兄貴の教え】を続けていくことで、仕事もプライベー
トもよくなっていくことは実感としてわかったが、

現状では、一気に成功してしまうような劇的な変化が起
きていないこと。

そして、前回、バリ島を訪れてから、３カ月が経ち、だ
んだん「普段の日常」に近づいていってしまっているこ
とに、危機感を覚えていることなどを話した。

兄貴はマグロを食べながら、ふんふんと、僕の話を聞き、
そして、ニッと笑って、こう切り出した。

「あのな、いっちゃん。それはおそらく、まだ、いっちゃ
んが、本当の『本気』になってないからなんや。

結局な、成功するかどうかの分かれ目はな…」

兄貴は、鋭い眼光で、こちらもグッと見た。

「『本気かどうかだけ』なんやて。

もう、完全に『本気かどうかだけ』これにつけるんやて」

「『本気かどうかだけ』ですか……」

「せや。たとえばな、実は、『暴走族のOB連中』というの
にはな、社長になったヤツがいっぱいおるんや。

なんでか言うたらな、当たり前だけど、暴走族なんかやっ
ちゃってるわけなんやから、普通の会社に雇用されにくい
状態にあったんや」

「……そうでしょうね」

「ということはや、自分で独立して社長にならんな、しゃあ
なかったんやな。

でも、だから『本気』になって働いたいんやて。

そら根性が、全然違うねんて。

学校卒業したって、就職できないのがわかっているのやか
ら、社会人1年目からいきなり『背水の陣』パーンや。

そら、本気が炸裂!　根性が強烈!　やて」

兄貴はマグロの刺身に、ガブリとかぶりつくと、ニッと笑っ
た。

「暴走族、卒業したやつの進路っていうのはな、天か地のい
ずれかで、中間が少ないんや。

ほかで暴走族の総長やってた俺の知り合いはな、今、全員、
日本で肝っ玉すわった社長やっとるわ」

「なるほど」

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「本気」。

「頑張っているのに、成果が出ない。」

などと愚痴ってしまうのは、まだまだ本気に
なっていないからなんですね。

わき目も降らず一心不乱に取り組む。

そもそも愚痴っている暇なんてない。

１日も早く成果を出したいわけですから。

それから「アニキ」の言葉に付け加えるとすれば、

「本気で取り組んだとしても、すぐには成果は出ない。
成果が出るまで、本気で取り組み続けなければならない。」

ということ。

振り返ってみれば、2010年ごろに、

「自分一人で検定試験全出題範囲を完全網羅した
教材を作りたい。」

と思い立って、その教材づくりにただひたすらに
取り組みました。

当時は、今のようなWEBコースではなく、メルマガで
講義資料を配信していたので、

毎回毎回配信日に間に合うように講義資料の原稿を
作る必要がありました。

全ての講義資料の原稿を一通り作るのに、丸４年。

過去10年分の内容を盛り込む改訂作業が今年で３年目。

その間、ただひたすらに「本気」で取り組んできまし
たし、今もそうです。

そうしてやっと、皆様に評価していただけるように
なりました。

本気だったからこそここまで来れたのです。

本気で取り組むこと。
成果が出るまで本気を継続すること。

いかん、むっちゃええこと言うてしもた(^_^)