稼げる日本語教師になる!(10)-自分の強みを徹底的に磨け!
本シリーズの第5回で、
「一番になれるエリアを見つける」
というお話をしましたが、
その際、とても重要なことを話しそびれましたので、
今回はその話をします。
それは、一番になれそうなエリアを見つけたならば、
そのエリアについては誰よりも知識・スキルがあると
断言できるほど、圧倒的な実力を身につけることです。
そのためには、とにかく自分の強みを徹底的に磨く
ことです。
そうすれば、周囲は
「あのエリアはあの人がいるから、とてもかなわない。
だから、参入はやめよう。」
となり、
結果、そのエリアで唯一無二の存在となって、エリア
を独占することができるのです。
もちろん、すぐにできなくてもかまいません。
(というか、そんなに甘くはありません(笑))
3年、5年、10年かけてじっくり取り組んで実力を
つけていけばいいのです。
例えば、私の通信講座は、
「検定試験全範囲を、どこよりも試験直結の内容で
どこよりも分かりやすく、どこよりも詳しく解説
した講義資料を、自分一人で作り上げる!」
と思い立ってから、一通り作り上げるまで丸4年
かかりました。
たとえ4年、5年かかっても、こんな無謀なプロ
ジェクトなど誰もやろうと思わないだろうから、
時間がかかっても、やりきったら勝ちと思ったの
です。
その時は、
「5年ぐらいは捨ててもいい。」
という気持ちで取り組みました。
実際、その4年間は、ほぼ土日祝日休みなし。
大学に行かなかったのは、門扉が閉まる盆休み3日
間と年末年始の5日間だけ。
しかもその期間は、資料を山ほど家に持ち込んで
自宅でしこしこ原稿を作っていました。
そのため、その間はほとんど研究活動も論文執筆も
しなかったわけですか(笑)、
今思えば、そう覚悟を決めて取り組んだことで、
篠研のブランディングができたのだと思います。
振り返ってみれば、5年ぐらい日本語教師人生の
長さに比べれば、さして長い期間でもなかった
ですね。
そして、さらに、
やりきった後、改めて自分の講義資料を見直して
みると、
「まだまだ検定試験直結の内容ではない。」
と思い、そのためにどうしたらいいか考え、
「そうだ!検定試験過去10年分の内容をすべて
講義資料に盛り込もう。」
と思い立ち、
「通信講座講義資料に検定試験過去10年分の内容を
すべて盛り込むプロジェクト」
を断行。
丸3年ぐらいかかりました。
これは今も継続中ですが、おかげさまで、
「篠研の講義資料は、詳しくて、わかりやすくて、
他の教材にない試験レベルの内容がたくさん盛り
こまれている。」
と高い評価を頂いています。
未だエリア一番ではありませんが、これからも
絶えず強みを磨きに磨いて、
近い将来、絶対に「唯一無二の存在」になります。
その気概を持つことが、「稼げる日本語教師」に
なるために必要なのです。