稼げる日本語教師になる!(6)-エリア×得意分野でビジネスの 種をつくれ!
勢いで始めた本シリーズも、気がつけば
早6回目。
今までのタイトルを挙げると、
(1)なれます!私がその証拠!
(2)自分の「幸せ」を定義せよ!
(3)目標を具体的に文章かせよ!
(4)一流の師匠につけば8割成功!
(5)一番になれるエリアを見つける。
今までお話ししたことは、とってもとっても
重要な、ビジネスをするうえでの原理原則
ですので、
ぜひ、これに沿ってご自身のビジネスを立ち
上げてくださいね。
とはいえ、原理原則にフォーカスしているが
故に、細かい部分はかなり端折っています。
また、読者の方の置かれた状況も千差万別。
従って、個人個人で考えれば、それぞれ
微妙なチューンナップは必要です。
そのあたりは、基本自己責任でやっていた
だければと思いますが、
もし、疑問やご質問があれば、podcastに
ご投稿いただければ、これ幸い(^_^)
ポッドキャスト篠研の「教えて!篠崎先生っ!」
ご質問受付
https://www.kanjifumi.jp/podcast_shitumon/
さて、第6回の今日は、
「エリア×得意分野でビジネスの種をつくれ!」
前回「一番になれるエリアを見つける。」で
エリアを見つけられたと思いますが、
もし、それがたった1つで、そこに全精力を傾ける
とすれば、それはかなりリスクが高いです。
なぜなら、誰も入っていないエリアというのは、
まだだれもそのマーケットに気がついていない
かもしれないと同時に(それならラッキー)、
そもそもそこにはマーケットなどない、だから
誰も参入しない、という可能性もあるからです。
だから、一番になれるエリアを考える際には、
「そこに確かなマーケットと明確なニーズがあるか。」
つまり、お金を払ってでも困りごとを何とかしたい
という人びとが相当数いるか、
ということを慎重に見極めないといけません。
それが、ビジネスの核になるからです。
とはいえ、今まで日本語教育でビジネスをあまり
してこなかった方にとっては、そんな目利きなど
なかなかできるものではありません。
ですので、まずは、可能性のあるエリアを1つで
はなく、複数探し(最低5個)、
そうした方が、どんな悩みを持っているのかを、
インターネットやSNSで調べ、
最もビジネスの可能性の高いものを選ぶことが
リスクを軽減する上で重要なのです。
そうやって、1番になれるエリアを絞り込むと。
その際に、もう一要素考慮しないといけないこと
があります。
それは、
「自分の得意分野を明確にする。」
ということ。
このように言うと、
「私に得意分野なんてない。」
という方が必ずいらっしゃいますが、そんなこと
はありません。
もちろん、すでに何年も日本語教師をなさって
いる方であれば、
「私は、会話指導が得意。」とか、
「私は、日能試対策が得意。」とか
あるかもしれませんが、
そもそもまだ教師経験のない方であれば、その
ような得意分野は確かにないかもしれません。
ですが、そんな方でも、例えば、
「私は、何事もコツコツやるのが得意。」とか、
「私は、人前で話をするのが得意。」とか、
なにがしか得意なことがあるはずです。
また、自分にとっては得意でもなんでもない
当たり前なことであっても、
他人からすれば、羨ましいほどの才能、特技
ということもあります。
例えば、私は小さい子供の相手をするのは
あまり得意ではありません。
ですので、一日中園児の相手をする幼稚園の
先生を見ていると、素直に
「凄いなぁ。私には無理。」
と思います。
なので、私にとって外国人児童生徒に対する
日本語教育はかなりハードルが高いです(爆)
こういうことは、意外と多いのです。
ですので、まずは、
▼ご自身が今までやってきたこと
▼仕事(職歴)
▼趣味
▼資格
▼特技
▼勉強したこと
▼長く続けてきたこと
などを、できるだけ詳しく、できるだけたくさん
リストアップしてください。
つまり、自己分析、自分の能力の棚卸です。
これをだーーーっとやってみると、
「改めてみると、意外といろいろやってきたなぁ。」
と思うと同時に、
今まで取り組んできたことに通底するなにがしかの
共通点も見えてきます。
私の場合は、
「自分は運動も勉強も決して要領よくできるタイプ
ではなく、瞬発力もなければ、すぐに結果を出す
こともできないけれど、持久力だけはやたらある。」
でした。
つまり、
「いったんやり始めたら周りが見えないぐらいとこ
とん継続する。」
ですね。
こういうことは、だれしも1つや2つはあるはずです。
この部分をしっかり踏まえた上で、できるエリアを
絞り込むと、
今後、ビジネスをするうえでいろいろな困難が降って
来ても、
自分の得意分野や得意なスタイルを武器に立ち向かう
ことで、何とか乗り越えることができるのです。
このように、いくつかのフィルターを通して、最終的に
残ったエリアが、
「ビジネスの種」
となります。
まずは、このビジネスの種をしっかりつかんでくださいね。