稼げる日本語教師になる！（５）－一番になれるエリアを見つける。

いきなりですが、問題。

【日本で一番高い山は何でしょうか？】

はい、富士山。

誰でも知ってますね(^_^)

では、

【日本で二番目に高い山は何でしょうか？】

？？？？？？？

正解は南アルプスの北岳。

そう言われても、北岳がどんな山かイメージ
できる人は、ほとんどいないのではないでしょうか。

日本には約１万７千もの山があるそうで、
その中で北岳は２番目なわけですから、
もう少し知名度があっても良さそうなのですが、

私たちの感覚からすると、１番だけがダントツの
知名度で、２位以下はもはや２位も100位も同じ
なのです。

これは、ビジネスでも同じで、１番は常に最初に
想起されますが、２位になるともう思い出されも
しません。

つまり、２位以下のポジションではビジネスは
なかなか軌道に乗れないのです。

だから、ビジネスという点から考えれば、

【ニッチなエリアでいいので、とにかく
一番になれるエリアを見つける。】

ということがとても重要です。

しかも、永続的にビジネスをしようとするのであれば、
以下の条件をできるだけ多く満たしている必要があります。

１．ニーズや需要が確実にあるエリアであること。
２．ニーズや需要が今後も継続的に発生する見込みがあること。
３．競合、競争相手が極力いないこと。
４．参入障壁が高く、競合他社が新規参入しにくいこと。
５．そのエリアでの貢献に社会的意義があること。

例えば、私が

通信講座「篠研の日本語教育能力検定試験対策」
https://www.kanjifumi.jp/become/distancelearning/

をやろうと思ったのは、

毎年5,000人前後の受験者がこの試験を受けるため、
１．と２．は必ず満たしますし、

この手の通信講座は、主な競合がアルクのNAFL講座１つと
極めてすくないから。

しかも、たった一人で検定試験の全出題範囲を講義しよう
などと考える人は、日本中ほとんどいません。

業者が試験対策の通信講座をするにも、5,000人という
極小マーケットでは、採算がとれるかどうか微妙。

なので、大手はなかなか入れない。

とはいえ、日本語教師の養成はこれからの日本の外国人
受け入れ、多文化共生社会を作っていく、

その中核とな日本語教育を充実させていく上で極めて
社会的意義のある事業です。

というわけで、

「これはいける。」

と思った私は、2010年あたりからコツコツと準備を
はじめ、2012年より本事業を始めました。

始めた当初は、週1回配信、月500円という小さな
サービスで、

初年度の年商はたった47,880円でしたが、

その後、前年比2.5倍程度の売上を毎年達成し、

気がついたら、年商数百万円にまで成長しました。

本事業は、まだまだ小さいですが、おかげさまで現在も
順調に売り上げを伸ばし、

今年は過去最高の売り上げをあげることができました。

今の日本語教育は、多様化なニーズを持った多様な
学習者がたくさんいます。

エリアを絞れば、必ずビジネスの種はあります。

ニーズが確かにあり、まだだれも手を付けていない
エリアを探す。

例えば、外国人児童生徒に対する日本語教育を
専門にビジネスをしている方を、私は知りません。

まだだれも手を付けていないエリアなど、探せば
いくらでも出てくるのです。

そして、そのエリアについて徹底的に専門を磨き、

【この分野については誰にも負けない。私が一番だ。】

というところまで、知識やスキルを磨く。

あとは、その知識やスキルをそれを求める外国人の
目の前に出してあげればいいのです。

また、今、そのエリアの知識やスキルがあるかどうか
は問題ではありません。

それは、これからおいおい身につければいい。

まずは、小さくてもいいから一番になれるエリアを
見つける。

それが大事です。