これが自分の決めた道だもの。
最近読んだこちらの本より。
石原明『気絶するほどもうかる絶対法則』サンマーク出版
https://amzn.to/2N7fceD
石原明といえば、日本トップの経営コンサルタント。
書名はチャラいですが、中身は本物です。
日本語教師を目指す方、また、現職の日本語教師
の方にも大変参考になる内容ですので、皆さんに
シェアします。
以下、引用。
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本物は高くて深い
プロとアマチュアの違いで一番わかりやすい点は何かというと、
アマチュアというのは、できたらおしまいになる人のことです。
「あ、できた、よかった。おしまい」ですね。
プロというのは、できたところからがスタートだとわかって
いる人です。
ですから、プロとアマチュアの違いが一番よくわかるのは、
できたらおしまいにするか、できたところからがスタート、
始まりとわかり、
より自分を高めていくかどうかです。
プロは高さがあり、なおかつ深さがある。
本物というのは、そうやってつくられていくのです。
だから企業がどうやって発展していくべきかというと、
仕事は親切をベースにし、
より喜んでもらえるというレベルを高めていく。
その仕事、その仕事のプロをたくさん育てるのです。
私がプロの例としていつも話すのが、高知県のアマチュア
天文学者の関努(せきつとむ)さんの話です。
関さんというのは「池谷関すい星」を見つけた人です。
それだけでもすばらしいのですが、もっとすばらしい
話があるのです。
たまたま私の講演会に来てくださったことがきっかけで
仲よくなり、
天文台へ連れていってもらい一緒に天体観測をしたの
です。
「星っていくつあるのですか」と聞いたら、
「日本中の砂浜の砂粒の数より多い」
と言ってくれました。
関さんに「どうやったら星を発見することができる
んですか」と聞いたことがあります。
そうしたら、こう言ってくれました。
「自分が無になったときに自分の心に星を映して
もらえる感じかな」
星が発見できるときというのは、自分が無心になった
ときなのだそうです。
星空と自分が一緒になったときに、初めて自分の心に
星を映してもらえるそうです。
関さんが初めて彗星を発見したのは、観測を始めてから
13年たったときだったそうです。
毎日毎日、天体観測を続けて13年目ですから、考えると
気が遠くなります。
そして関さんはこんな話をしてくれました。
関さんが天体観測を続けて10年たったときに、
どこかから声が聞こえたそうです。
「おまえ、まだやるのか」と。
それは絶対に自分の声ではなく、だれかほかの人の声
だったそうです。
それが空から聞こえてきたのか、自分の頭の中から
聞こえてきたのかは不明でしたが、
とにかくその声に対して関さんは、
「だってこれが自分の決めた道だもの」
と言ったそうです。
男らしいと思いませんか。
私は久しぶりにこんなに格好いい人を見たなと思って、
それ以来ずっとファンなのです。
ファンでありライバルです。
関さんはきょうも一生懸命、頑張っていると思いますから、
それに負けないように私も頑張ろうといつも思っている
のです。
関さんが「これが自分の決めた道だもの」と言って
3年たったら星が見つかったのですが、
「まだやるのか」と言われてそれからまた3年やる
わけですから、本当にすごいです。
これこそプロだと私は思います。
みなさんも「仕事は親切」ということをベースにして、
よりレベルを高めてプロの道を歩んでいっていただけ
たらと思います。
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私も20代に
「これが自分の決めた道だもの」
と日本語教師の道を選び、今までやってきました。
「しんどい」と思ったことは無数にありますが、
不思議と「やめたい」と思ったことはありません。
どこかから
「おまえ、まだやるのか。」
と言われれば、間髪入れず、
「もちろん」
と答えられます。
まだまだ道半ばですが、日本語教師道を
これからも、
倦まず、弛まず、焦らず。
深めていきます。
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