検定試験合格の秘訣は、すべて警視庁剣道名誉師範が教えてくれた。
去る10月5日、6日。
私は、福岡県行橋で行われた第25回剣道指導者研修会
に参加しました。
昨年も、剣道六段審査の1か月前に参加させていただき、
先生方のご指導のおかげで一発合格しましたので、その
御礼も兼ねて参加したわけです。
ご指導いただいた先生方は、
警視庁名誉師範 範士八段 梯(かけはし)正治先生
警視庁名誉師範 範士八段 濱崎満先生
全剣連理事 教士八段 松下吉進先生
小倉剣道連盟副会長 教士八段 高濱直規先生
という錚々たる講師陣。
特に、梯先生と濱崎先生は全日本剣道界で知らない人は
いないレジェンド中のレジェンド。
2日間、みっちりご指導と稽古を頂戴いたしました。
日本剣道界の頂点にいらっしゃる諸先生方に
ご指導を賜るという、この上ない贅沢な時間を
全身で満喫しました。
1日目夜の懇親会にて。
合格率0.6%、2018年では年間のべ3771名受審して
合格者がたった24名という八段審査についてお話
なさった梯先生の言葉が印象的でした。
「篠崎君、八段なんて稽古を続けていれば
誰だって合格できるんだよ。
みんな、七段に合格してしばらく稽古をやめ
ちゃう。
やめちゃうから、せっかく七段に合格しても、
やめたそばから六段、五段レベルに力が落ちる。
そこから2~3年頑張ったって、そりゃ八段には
合格できないよ。
七段に合格した次の日から八段の稽古を
始め、受審日まで続ければ、誰でも合格
できるんだよ。」
剣道八段は、七段に合格後10年以上の修練を経な
ければ受審資格がありません。
つまり、七段(2018年通算合格率19.9%)合格後、
10年以上八段の稽古を積むべしということ。
そんな壮大なことをさらっと言いのける梯先生の
偉大さを改めて認識した次第。
思えば、検定試験も同じです。
せっかく今まで勉強したのに、試験が終わったから
といって
「やれやれ。」
とばかりに勉強をやめてしまう。
12月になって、不合格通知が来ても、
「去年、結構がんばったし、A判定だったから、
今年はちょっとやれば合格できるだろう。」
と高をくくって、勉強しない。
本人は気づかないかもしれませんが、勉強をやめた
そばから、知識はどんどん抜けていっています。
それでも「まあ、まだ大丈夫だろう。」といって
勉強せず、
8月頃になってようやく、
「ぼちぼちやるか。」
とばかりに取り掛かる。
でも、その時にはA判定どころか、D判定レベルに
まで知識がさびているのです。
そこから2か月で何とかしようと思っても間に合う
はずがありません。
先週末の試験を受けてみて、
「これは明らかに今年はダメだ。」
と思ったならば、気持ちを切り替えて今から勉強を
するべきなんですね。
そうすれば、来年の試験は難なく合格できるでしょう。
私の勝手な予測ですが、来年の試験は今年より
難しくなるのではないかと考えています。
なぜなら、日本語教師国家資格との絡みで、
現行制度での試験は来年が最後になるかも
しれないからです。
試験の世界では
「旧制度の最終年の試験は難しく、
新制度の初年の試験は易しい。」
ということがあります。
詳しい理由は、別の機会にしますが、
例えば30年前、大学入試共通一次試験の最終年は、結構
難しかったですが、翌年の大学入試センター試験は易し
かったということがありました。
こういうことも現にありますので、一息入れずに
今からすぐ来年に向けて勉強をすることを強く
お勧めするのです。
「いまからしっかり検定試験に合格できる本物の
勉強をしたい。」
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