比喩の何たるかは、すべて夢路いとし喜味こいしが教えてくれた。(その3)
前回、ご紹介したこちらの動画。
夢路いとし喜味こいし
「私の大好物」
https://youtu.be/v3Z8JEkUkOY
ご覧いただけましたでしょうか。
この動画をご覧いただいくと、
【そもそもどうして人は比喩表現を使うのか。】
その理由がよくわかると思います。
それは、比喩を使うことで、時には大量の内容を
含む情報を、
効率的かつ直感的に1つの言葉で相手に伝える
ことができるからです。
「鍋を食べる」もそう。
「羊の戒名」もそう。
そして、効率的かつ直感的に情報を伝えるため
には、必ず「情報の省略」が起こるわけですが、
その省略された内容を、本来聞き手が上手く補うこと
で、会話が成り立つわけですね。
それがうまくいかないと、いちいち1から説明
しないといけなくなると。
それを逆手に取ったのが、この師匠の笑いの
肝なわけですね。
そういう観点で普段見慣れた漫才を見てみると、
結構たくさんの学びを得ることができます。