あわや騙されやすい人間に落ちるところだったと気づいた日。
株式会社篠研は、昨年12月に起業し、
約半年が過ぎました。
思えば、今の通信講座の前身である
有料メルマガを始めたのが2011年。
その年の売上は、年商47,880円。
月商ではありません、年商です(苦笑)
その後、コツコツコツコツとコンテンツを
増やしたり、セミナーや「教えて!」といった
サービスの幅を増やすなど、
独り試行錯誤、独りブラックを繰り返しながら、
なんとか起業までこぎつけることができました。
これもひとえに、サービスをご利用いただいている
会員様や読者の皆様の支えがあったからこそと
感謝しております。
先日、お世話になっている税理士の方から、
「篠崎さん、先月時点で黒字化しました。
利益率も黒字化し、先月単月だと利益率
30%を超えています。
創業半年でこの数字は、かなり順調です。」
とお褒めの言葉を頂きました。
創業から黒字転換するのは、企業によっては
数年から十数年かかる場合もあります。
アマゾンジャパンが黒字転換するのに
10年かかったそうです。
また、通常、「利益率10%目標」が企業の
常識ですので、
30%というのは、なかなかの数字です。
感無量といったところでしょうか。
ところで、先日、この税理士さん主催の
経営者対象の勉強会に参加してきました。
講師は、大分県で「HIヒロセ」という地元では
超有名なスーパーマーケットを展開している
社長でした。
その社長が、参加者にこう投げかけました。
「皆さん、企業経営には
ハイリスク、ハイリターン
ローリスク、ローリターン
ローリスク、ハイリターン
ハイリスク、ローリターン
の4つがあります。
皆さんは、どのタイプを目指されますか。」
どう考えても、ハイリスク、ローリターンは
ないですね(笑)
会場のほとんどの方が
ローリスク、ハイリターン
と答えました。
もちろん、私もそうです(^_^)
すると、社長は急に顔をこわばらせ、
「ローリスク、ハイリターンな経営なんて
あるわけないじゃないですか!
大きく成長したければ、大きなリスクを
背負わなければならないし、
それが怖ければ、地道にいくしかないんです。
ところが、もっと怖いのは、世の中に
ローリスク、ハイリターン
があると思うこと。
そういう人が、悪い人間に騙されて
最悪、会社をつぶしてしまうんです。」
その時、私は頭を強く殴られたような衝撃を
受けました。
考えてみれば、その通りで、
そんなうまい話、あるわけがありません。
「あわや騙されやすい人間に落ちるところだった。。」
これは、日本語教師の成長にもそのまま
当てはまると思いませんか。
改めて襟を正した次第。