リアルな現場こそが人を育てる。
今日は、大学で日本語教育教壇実習の
授業がありました。
別府大学日本語教員養成課程で勉強する
実習生(3年生。日本人。女性)
クラスは初中級。
テキストは『できる日本語』、
第5課「困ったなぁ」
持ち時間は90分。
(初めての授業で90分はなかなかハード。)
模擬授業やリハーサルでは、私から
容赦ないダメだしを食らい、
結局、最後まで通しでやりきることが
できず、
私自身、
「こりゃ、どうなるものかな。」
と思ったのですが、
蓋を開けてみると、なかなか堂々とした
立ち居振る舞いで、
(ちょっと緊張していたぐらい。)
授業のポイントもちゃんと押さえており、
初回にしては、学習者とのインタラク
ションもそこそこできていて、
しかも最後には、リハーサルでは見られ
なかったパワポ教材を使った新出語彙の
復習でしっかり締めくくりました。
もちろん、学習者もみな最後まで
楽しげに会話練習をしていました。
(Yさん、お疲れ様&やれやれ(笑))
やっぱりリアルな現場というのは、
人を育てるんですね。
現場独特の雰囲気、緊張感。
その中で感じるプレッシャー。
大事ですね(^_^)
翻って、日本語指導においても、
いつまでも、既成のテキストを使った
教室内活動に終始していては、
身につく日本語も身につかないのでは
ないかと思います。
ある程度、語彙や文型、表現を導入
したら、積極的に教室の外に学習者を
連れ出す。
そして、リアルに日本人とコミュニケー
ションをさせる。
そういうインストラクショナルデザイン
(授業設計)が大事なんじゃないかと
感じました。
今日は短めに。