「ヲ」「ヂ」「ヅ」は、もう五十音図にないという事実。
「えっ!そうなんですか。
私がことどものころは、確か幼稚園で
『ヲ』『ヂ』『ヅ』を勉強したような。。。」
そんな方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、「ヲ」「ヂ」「ヅ」はもう五十音図から
消えているのです。
平成3年に出された内閣訓令「外来語の表記」
外来語の表記
http://urx.blue/DJsS
この中に「第1表」としてカタカナの五十音図が
掲げられています。
外来語の表記 「外来語の表記」に用いる仮名と符号の表
http://urx.blue/DJt0
この第1表に示す仮名は,外来語や外国の地名・人名を
書き表すのに一般的に用いる仮名とするとされていますが、
この表をよく見てみると、確かに「ヲ」「ヂ」「ヅ」が
ないんですね。
そういえば、これらの文字、いまはほとんど見かけ
なくなったと思いませんか。
一昔前は、看板などでも見かけましたが。
例えば、これ。
http://tuberadio.web.fc2.com/radio2/ANNAI1.JPG
言葉は生き物。少しずつ変化していっているんですね。
そう考えるにつけ、私たち日本語教師は、
「自分の中の日本語」
が時代遅れにならないよう、こまめに
バージョンアップすべきではないか。
そう思えてなりません。
いや、これは日本語に限らず日本語教育学全般に
言えること。
「日本語の授業は、完全直接法が原則。
学習者の母語は、使用禁止。」
そんな考えがあるとすれば、それはもはや
トラック2周分ぐらい遅れています。
人は得てして、
「見たいものしか見ない。
見たくないものには目を背ける。」
生き物であり、
都合の悪いものにはできれば
触れたくないというのが心情ですが、
もし、少しでも自分の日本語教育の知識に
不安、心配、気がかり、懸念、憂い
恐れ、心許なさ、
ひやひや、おどおど、やきもき、
などがあるのであれば、
検定試験を受ける受けないに関わらず
【通信講座「篠研の日本語教育能力検定試験対策」】
http://www.kanjifumi.jp/become/distancelearning/
で学ばれるのがよろしいかと(笑。でもホントに。)