皆さん、稼げない日本語教師のままじゃダメなんです(その3)
前回、具体的なキャッシュポイントの例と
自分に合ったキャッシュポイントの見つけ方を
ご紹介いたしました。
ですが、これで「さあ、出発だ!」というのは
時期尚早。
目の前の海がいきなり荒波だったらどうしますか。
実は、実行に移す前に、もう一工程検討すべきこと
があります。
それは、
「その分野が、競争相手の少ない
ブルーオーシャンか。」
ということ。
たとえ自分に合ったと思う分野が見つかった
としても、
それが強者揃いの競合ひしめく分野であった
としたらどうでしょうか。
安売り競争、過剰サービス競争に否応なく
巻き込まれ、
新規参入したところで、疲労困憊、体を壊す
のが関の山。
まさに、血で血を洗うレッドオーシャン。
そういう市場で勝つのは、大手企業か古参者
だけであり、
私たち超小規模新規参入者は、どうしても
勝ち目はありません。
私たち(というか、私)のような超小規模
新規参入者が事業でやっていけるようになる
ためには、
だから、大手企業や古参者がまだ手を付けて
いない、できれば、手をつけようとしても
できない、
そのような競争相手の少ないニッチな分野で
勝負するべきなのです。
競争相手の少ない(あるいはまったくいない)
分野に特化して、ビジネスを確立すれば、
市場は、皆さんのサービスを選ばざるを得ず、
従って、サービスの形態も価格設定も、さらには
顧客の選別も、皆さん優位に行うことが
できるわけです。
この、ストレス極小、大海のごとく穏やかで
自分本位に立ち居ふるまわれる市場こそ、
ブルーオーシャン。
私たちは、こうした市場を見つけ、そこに集中
投下するべきなんですね。
例えば、私が現在行っている今年で8年目の
通信講座
篠研の日本語教育検定試験対策
http://www.kanjifumi.jp/become/distancelearning/
そもそもこのようなサービスを始めた理由は、
まず第1に、検定試験の受験者が毎年5,000人前後
おり、市場としてはそれなりに安定しているものの、
当時検定試験対策の通信講座は1つか2つほど
しかなかったから。
つまり、競合が極端に少なかったからです。
第2に、受験者5,000人と超小規模な市場。
しかも検定試験の出題範囲はかなり広い
(=コストがかかる)。
そのため、大手企業が通信講座に参入してくる
可能性は非常に低いと考えられたこと。
第3に、あの膨大な検定試験の全出題範囲を
1人で解説しきれる講師は、当時全国でも
数えるほどしかいなかったこと。
まして、大学教員でこれをやろうという教員は
出現しにくいだろうと予想されたこと。
だから、もし私1人で解説できれば、低コストで
機動力のあるスピーディなサービス展開ができ、
顧客のニーズに素早く対応できる、
そしてそのことがまたより強固な参入障壁の
構築につながる。
つまり、検定対策×通信講座という市場は、
もともとブルーオーシャンになりやすい体質を
持っていたということなんですね。
だから、このようなサービスを始めたという
わけです。
私はまだまだ道半ばですが、
それでもおかげさまで順調に業績を上げて
おります。
(詳しく知りたい方は、じかにお会いした時に(^_^))
なんとしてもキャッシュポイントを増やしたい
という方。
「その分野が、競争相手の少ないブルーオー
シャンか。」
これはもう、絶対必要な観点ですので、絶対に
外さないでくださいね。