皆さん、稼げない日本語教師のままじゃダメなんです（その２）

前回、稼げる日本語教師を志向すべきである
ことを述べさせていただきました。

 

至極当たり前のことですが、

ある程度稼げる体制をつくらないと、

学習者とウィンウィンの関係で、
永続的にサービスを提供し続ける
ことができません。

 

教師側の経済的都合で突然サービスを停止
することは、
（もちろんやむを得ない場合もありますが）

今まで信用してついてきていただいた学習者を
裏切ることになります。

 

ですので、これはできるだけ避けたい。

 

なので、自信をもって提供しているサービス
であるのであれば、

むしろ堂々と対価を受け取るべきですし、

それでも学習者に納得してもらえ、気持ちよく
対価を払っていただけるよう、

対価を上回る価値やサービスを提供すること
に努めるべきだと私は思います。

 

そのためにも自己投資は必要不可欠です。

 

その結果はすぐには出てこないかもしれませんが、
（むしろ、すぐでないことの方が多いでしょう。）

２年、３年、５年と続けていると、
必ずその成果が表れてきます。

 

そして、次にどうやって稼げる体制をつくるか
ですが、

まずは、前回述べた通り、

・より時給のいい教育機関を選ぶ。
・より高いレッスン料を払ってくれる学習者を選ぶ、探す。
・定期、不定期に値上げをする。
・自らキャッシュポイントをつくる。

を検討するといいでしょう。

 

特に、前２つはキャリアの浅い教師の方でも
意識すればできるでしょう。

 

ですが、後２つをするためにはご自身の商品を
作る必要があります。

 

私の経験則からいえば、教師歴10年を越えた方は
ご自身の商品を考えていい時期ではないかと思います。

 

10年経験を積むと、一通りの教育経験はできる
でしょうし、

ご自身なりの指導ノウハウも蓄積されてくる
でしょうし、

この業界の課題やウィークポイントも見えてくる
でしょうし、

ご自身の得意分野ができてくる時期だろうからです。

 

それを何らかの形で商品化すればいいのです。

例えば、

・テキストや問題集のような教材（定番ですね。）

・ネット上で販売する情報商材（収益率は高いです。）

・日本語教室（こちらも定番ですね。）

・セミナー、勉強会（意外とできて、即効性あり。）

・通信講座（構築に時間がかかるが定収入に結び付く。）

・メールサービス（幅広いサービス展開が可。）

などなど。

 

この場合、対象者は日本語学習者だけでなく
日本語教師を目指す方や現職の日本語教師も
含まれます。

 

私も以前、一般の外国人の方向けに全７回ぐらいで
日本語能力試験N1対策（当時は１級）のための
日本語教室を開いたことがあります。

 

また、日本語教師向けのセミナーを開いてもいい。

 

セミナーというと敷居が高いように思うかも
しれませんが、

２人～４人ぐらいを相手に喫茶店やファミレスで
お茶を飲みながらやるという方法もあります。

 

これなら、場所代はかからないし、２人～４人なら
集客もさほど難しくないでしょう。

 

この規模だと収入は少ないかもしれませんが、
まずは最初の一歩を踏むということが大事です。

 

最初の一歩を踏む。

これが本当に大切です。

 

そのためには、まず、

・自分は今までどんな教育をやってきたか。
・自分はどんな分野の教育が得意か。
・自分はこれから教師としてどんなスキルを
伸ばしていきたいか。

ということを、一度リストアップしてみてください。
（いわゆるキャリアの棚卸というやつです。）

 

そうすれば、きっと皆さん独自の
キャッシュポイントが見つかりと思います。

 

稼げる体制を作るためにも、ぜひやってみてください。