早く行動した人は、ますます早く先へ行く。

今回もこちらの本より。

石原明『心を身軽にする80のインストラクション』
https://amzn.to/2SMzDBV

お勧めの本です。

日本語教育の本ばかり読んでいると、どうしても
思考が偏りがち。

時にはこのような本を手にすると、意外な切り口の
学びが得られていいですよ(^_^)

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■早く行動した人は、ますます早く先へ行く■

 

世の中は絶えず動いていきます。

 

だからこそ、世の中の動きについていこう、あるいは
世の中の動きを先取りしようと思うなら、

常に自分も行動していかなければなりません。

 

数年前のことです。

 

新潟県で、歯科医療法人を経営している医院から研修を
頼まれました。

 

上越新幹線で先方に向かうために、スタッフと東京駅で
待ち合わせをしました。

 

ところが、約束の時間になっても、彼がなかなか到着
しないのです。

 

しかも、私の分の切符を彼が持っていたので、私も
そわそわして落ち着きません。

 

携帯電話で連絡を取ればいいのでしょうが、今ほど
携帯電話が普及していなかったので、連絡の取りよう
がないのです。

 

時間も迫り、とりあえず入場券を買って、ホームで
待つことにしました。

 

それでも彼は現れず、とうとう新幹線の発車時刻が
来ました。

 

約束に遅れてはいけないので、私は切符がないまま
乗車しました。

 

車掌さんに事情を説明し、ホームを探してもらうと、
彼は東京駅のホームにいるとのこと。

 

5分遅れて到着し、乗り遅れてしまったのです。

 

研修や講演の際、私は、1時間半前には指定の場所に
到着するようにしています。

 

この時も、余裕を持って先方に到着し、1時間ほど、
研修先の院長さんと有意義なお話をしました。

 

その後で幹部教育を行い、日程がすべて終了すると
いうその終わりがけに、遅刻したそのスタッフが
やっと到着しました。

 

3時間半の遅刻になりました。

 

たった数分の遅刻ですから、すぐに到着するだろうと
読者の皆さんは思われることでしょう。

 

しかし、各駅停車に乗らなければならなかったので、
すぐ後といっても30分後の発車です。

 

燕三条駅で下車し、そこからさらにタクシーで
20分ほどかかります。

 

しかも、もともと迎えに来ていただくことになって
いたので、スタッフは研修先までの道が分かりません。

 

ほうほうの体でたどり着いたときには、仕事はほとん
ど終わっていたというわけです。

 

5分の遅れが、これだけ大きな損失になってしまった
のです。

 

早く行動した人は、ますます早く先を行、1歩遅れた
だけでも、早い人との差ができてしまう。

 

しかも、そのさはとても大きなものなのかもしれません。

 

早く行動することの大切さが、しみじみしみじみと
分かります。(pp.128-129)

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私のわずかな経験則から言っても、

検定試験の勉強も日本語教師としてデビュー
してからも

「今すぐ動く。早く動く。」

ということを心がけて実行している人と、

「まわりの誰かが動いたら動く。
まわりの様子を見てから動く。」

といっていつも一歩遅れている人では、

その瞬間は一歩の差でも、みるみる差がついて、

あっという間に、ひっくり返せないほどの大差
がついてしまうというのは、間違いないことです。

 

しかも、両者の大きな違いは、

いつも一歩遅れている人は、想定外のことに遭遇
して、さらに遅れるような状況になったとき、

「運が悪かった。私は悪くない。」

と考えがちだということ。

だから、一向に改善されません。

だから、また同じ過ちを犯してしまい、
ますます遅れてしまう。

 

一方、いつも早く行動することを心がけて
いる人は、

「想定外のことで遅れることもある。
だから、それも織り込み済みで行動する。」

と考えて行動します。

 

ところが、そこまで考える人は往々にして
だいたいことが想定内なので、

想定外のことが起こるのはめったにありません。

 

だから、ますます早く行動できるのです。

 

悲しいのは、

いつも一歩遅れている人は、どうしてあの人が
いつも早く事を進められるのか理解できませんが、

いつも早く行動している人は、どうしてあの人が
いつも遅れてしまうのか、明確に理解できている
ということ。

 

だから、ますます(というか、不可逆的に)
差が広まるばかりなのです。

 

この差を広げない方法は、ただ1つ。

 

「いつも一歩遅れている人が、不安を振り切って
後先考えず、とにかく最初の一歩を踏み出すこと。」

これに尽きます。
これしかありません。

 

「もしかして、自分はいつも一歩遅れている人
なのではないか。」

という方は、とにかく一歩踏み出してみてください。

 

身の回りの風景がどんどん変わっていきますよ(^_^)


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