自分にはそれができると考えながら取り組んでいるか。

最近読んだこちらの本より。

石原明『心を身軽にする80のインストラクション』
https://amzn.to/2SMzDBV

==========================

目標を達成するために、これまでいろいろなことを書いて
きました。

最後に、セルフイメージについて触れたいと思います。

 

セルフイメージとは、その人が自分自身のことをどう思って
いるかということと関わってきます。

 

やろうと思うことに対して「自分にはそれができると考える
のか」、それとも、「できないと考えるのか」、

これによって結果が全く違ってきてしまいます。

 

自分は頭が悪いから勉強ができない―。

こんなことをちょっとでも考えながら勉強をしていたら、
少しも頭に入りません。

 

誰もが持っている潜在意識のレベルで、積極性に自分で
ブレーキをかけてしまうのです。

 

この潜在意識、無意識の自分こそがセルフイメージになり
ます。

 

アメリカ企業のアムウェイ・コーポレーションを創業した
リチャード・M・ディボスさんは、数年前に心臓移植を
必要とする病気にかかりました。

 

彼は当時70歳代。

体力的なことが考慮され、世界中の病院が手術の受け
入れを拒否しました。

 

その中でたった1人、イギリス在住の医師が手術を申し
出ました。

 

「もちろん技術的には手術は可能だけれども、手術を
行うかどうかを決める前に、まずは本人に会いたい」。

医師はそう提案してきました。

 

早速イギリスに渡ったリチャードさんを待っていたのは、

「治りたいと言う意思がどのくらいあるのか、その意思を
確認しない限り手術は行いません」

という言葉でした。

 

手術の前に、患者さんに「あなたは治る意思がありますか」
と質問するお医者さんが、少数ですがいらっしゃいます。

 

彼らは知っています。

病気を治しているのは、医学の力以上にその人が持っている
「治りたい」という強い気持ちなのだと言うことを……。

 

リチャードさんには、生きる意思がありました。

 

だからこそ手術は成功し、現在もフレッシュな気持ちで
活躍されています。

その姿を見るたびに、大きく心を動かされます。

 

セルフイメージには、これとは逆の話があります。

 

京都に住んでいた75歳の男性は、日ごろから

「自分は75歳になったら死ぬ。絶対に死ぬのだ」

と口癖のように言っていました。

 

そして、本当に75歳でなくなります。

 

セルフイメージは、マイナスのイメージでも効果がある
のだな、などと妙な感心をしてしまったのですが、

後日談を聞いてびっくりです。

 

突然亡くなったものですから、遺体を検視解剖すること
になりました。

 

解剖してみると、悪性の病気が体中をむしばんでいて、
普通の人ならとても75歳まで生きられる体ではなかった
ということでした。(pp.125-127)
==========================

 

検定試験の勉強も

「自分にはそれができると考えるのか」、

それとも、

「できないと考えるのか」、

によって結果が全く違ってきます。

 

人間の発想とは不思議なもので、ひとたび
「できない」と考えると、

できない理由はいくらでも挙げることが
できます。

 

そして、やっぱりというか案の定、できなく
なる。

 

ですが、「できる」と考えると、

できるためにどうしたらいいかと考え、
アイデアを出し、

そのアイデアを実践するために努力する
ようになります。

 

どちらの人生を選ぶかは、あくまでも
皆さん次第。皆さんの自由。

 

もちろん、何もしないより努力するほうが
大変なのはあたりまえですし、

努力しないと何事も大成できないというのも
あたりまえ。

 

ただ、

「自分なりに頑張っているんだけど、
なかなかうまくいかない。」

とすれば、

「自分にはそれができると考えながら
取り組んでいるか。」

と自問自答してみてはいかがでしょうか。

 

案外、ご自身の気持ちがブレーキになって
いるかもしれません。


日本語教師をめざす方、現職日本語教師の方のための無料メルマガ
無料メルマガ「篠研の“日々成長する教師”」

授業の小ネタや授業実践のコツ、教師としての考え方、息の長い日本語教師になるための知恵などを週2日(火・木)でお届けします。

さらに、今ご登録なさると特典が無料でダウンロードできます。
特典 「精読指導の秘奥義」(全24ページ)

解除はもちろんのこと、メールアドレス変更など個人データの編集も簡単ですので、ご安心ください。プライバシーポリシーをご確認の上、ご登録を希望されるメールアドレスを入力し、ご希望の項目ボタンを押してください。

  メールアドレス【必須】
  お名前(姓)【必須】
  お名前(名)【必須】
  よみがな【必須】
  都道府県【必須】 なお、海外在住の方は「海外」をお選びいただき、下記項目に例のようにご記入ください。
  海外にお住まいの方は「ベトナム(ホーチミン)」のようにお書きください。