篠崎の初級文型導入授業とフランス女性のファッションの共通点。
昨日開催した
篠研の日本語の教え方ワークショップ
「初級文型導入の授業準備を短縮する方法
-まずは1時間以内、そして30分、最速10分」
一言で言うと、
「導入は準備も含めて極力余計なことを削ぎ落して、
シンプルに。」
実際、そのほうが学習者にとっても分りやすかったり
します。
そして、その分、口頭練習や運用練習に十分時間を取る。
さらに、カジュアルモードで会話を楽しむ。
そんなことを、3時間かけて、あの手この手でお伝え
いたしました。
おかげさまで、参加者の方にも助けられ、
終始大盛り上がり(^_^)
会場を貸してくださったアイ・コミュニケーションの
平野様も、セミナー後、
「なんかすごい盛り上がっていましたね。」
と驚かれていました。
そんな今回のセミナーを
「フランス女性のファッションスタイルのよう。」
と、ご参加いただいたさわむらのりこ様が
そのご感想メールで評してくださいました。
「必要だからとどんどん追加してゴテゴテに
飾るのでなく、
本当に自分に必要かどうかを見極め、ベーシッ
クなものを最小限にとどめながら必要に応じて
整えていくスタイル。」
なるほど!
思わず「我が意を得たり。」と膝を打った次第。
私の意図が、しっかり参加者の方に伝わったようで
嬉しいと同時に、
改めて、自身の方向性が明確になりました。
(さわむら様、ありがとうございました。)
さわむら様のご感想メールを、以下、全文紹介。
==========================
初級クラスを持ったころにメルマガにアップされた、
このセミナー企画。即申し込み!
タイトルにある「最速10分」はさすがに難しいですが、
まずは1時間!は目指せそうな気がします。
なんせ、
・ネットにある教案はコピペOK
・次にいつ使うかわからない教材は作らなくてOK
・そもそも教案を作らなくてOK
こんなことを言われたことはないです(笑)
※ただし、その根拠となることをたくさん学ばせて
いただきました。
最も印象深かったのは、
教師が教えるというより、学習者が考え、答え、
身につけて、
実際に使ってみようという気持ちになるまで、
教師がしぶとく向き合うことの大切さでした。
教師の一人芝居ではなく。
そのための超シンプルな方法。
篠崎先生式初級クラスの展開は、フランス女性の
ファッションスタイルのよう。
必要だからとどんどん追加してゴテゴテに飾るの
でなく、
本当に自分に必要かどうかを見極め、ベーシックな
ものを最小限にとどめながら必要に応じて整えていく
スタイルのような。
見ていて気分がいいですよね、フランス人の
お洒落って。
同じように、
教案は作らないけど、基本は押さえ、リハーサルする
ことで必要な事柄ははずさない。
学習者を置き去りにしない。
また、学習者が発言せざるを得ない状況を作るという
ことも新鮮でした。
みん日の、各課練習Cにおける
「感情をこめて、テキストを見なくても相手の目を
見て会話できるまで練習を」
には脱帽でした。
これ、参加者もペアワークしたのですが(英語バー
ジョンで)、一瞬「え、私たちがやるの?」。
学習者にリアルを感じてもらうのにやらせながら、
自分はやりたくない(笑)
学習者の立場になって体験することで
「外国語を話すということ」
が実感として得られました。
事前アンケートで、教案を作るか、どのくらいの
頻度で作るか、といった質問がありましたが、
「作らない」
と回答した方はゼロのようでした。
ほんとかしら?
みなさん、かなり端折ってらっしゃるのでは
ないのかしら?
と思ったのは私だけでしょうか。
教案作成に時間を割きすぎず、学習者の方々と、
どんなやり取りをしながら学びを定着できるか、
楽しみながら実践していきたいと思いつつ、
帰途についています。
最後になりましたが、掟破り的手法と考え方を
熱心に教えてくださった篠崎先生、
テーブルでご一緒したみなさま、ありがとう
ございました!
=======================
3月の下記セミナー。
早くも【残席4】です。
【2019年3月31日開催分】
篠研の日本語の教え方ワークショップ
「初級文型導入の授業準備を短縮する方法
-まずは1時間以内、そして30分、最速10分」
https://www.kanjifumi.jp/bunkeitansyuku/