盛り上がり保証!初級でも中級でも使える伝説のゲーム。
かつてみのもんたが司会を務めていた「学校へ行こう」
で紹介され、
当時、中高生の間で一世を風靡したゲームがあります。
それは「リズム4」。
【休み時間向上委員会】リズム4ゲーム!
https://www.youtube.com/watch?v=hQGdzMA8vXM
ゲームの手順を説明すると、以下の通りです。
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1.まず、2文字のニックネームを決めます。
2.次に、手を使ってリズムをとります。
1でつくえを両手でたたきます。
2で拍手をします。
3で右手を4で左手を握ります。
3.それから
「○○・から・はじ・まる・リズ・ムに・あわ・せて」
を全員で言います。
最初のプレーヤーは次のプレーヤーを指名します。
指名する時は3でプレーヤーのニックネーム、4で
1~4の数字を言います。
4.最後に、指名されたプレーヤーは、前のプレーヤー
が言った数の分自分のニックネームを言います。
そして次のプレーヤーを指名します。
これを繰り返します。
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たとえば、どんな会話が展開されるかと言いますと
以下のような感じですね。
私、篠崎のニックネーム「しの」から始まるとして、
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全員:「しの・から・はじ・まる・リズ・ムに・あわ・せて」
しの:「(パン)・(パン)・ヨウ・2」
ヨウ:「(パン)・(パン)・ヨウ・ヨウ」
「(パン)・(パン)・チョウ・3」
チョウ:「(パン)・チョウ・チョウ・チョウ」
「(パン)・(パン)・パク・1」
パク:「(パン)・(パン)・(パン)・パク」
「(パン)・(パン)・しの・4」
しの:「しの・しの・しの・しの」
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これ、コース最初のクラスメートの名前を
楽しく覚えさせたい時に使えるアクティビティ
に使えません?
数字を覚えるアクティビティとして活用しても
いい。
これなら、初級からでもOK。
間違いなく盛り上がりますよ。
しかもこの活動、初級の会話で使えるだけでなく
中級のクラスでも使うことができます。
しかも作文で。
『改訂版 大学・大学院 留学生の日本語2 作文編』
http://amzn.to/2hGFBk8
の12課のテーマは「手順を述べる」。
その中の「課題」にこのようなタスクが設定されています。
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子どものころ、どんなゲームをして遊びましたか。
あなたの国で子どもに人気のあるゲームを説明してください。
(400字)
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これの導入として、今の「リズム4」のゲームを説明し、
実際に学習者とこのゲームをすると、
いい導入になり、クラスが盛り上がるんですね。
また、上の手順を見ますと、
「まず」、「次に」、「それから」、「最後に」
と、手順を説明する重要な接続詞がしっかり盛り込まれて
います。
実は、これは以前私の大学の日本語教育教壇実習で、
実習生が実際に上記テキストを使ってやったのですが、
非常にクラスが盛り上がり、また、スムーズに作文活動に
進むことが出来ました。
このゲーム自体は、ずいぶん前に流行ったものですが、
まだまだ十分使えるんですね。
このように、以前流行ったゲームを掘り起こしてみると、
日本語の授業に使えるゲームが少なくありません。
私たちが子どものころ夢中になったものは、
今の学習者でも夢中になる可能性が高いですし、
同じフレーズを繰り返し言っても、飽きるどころか
逆に楽しめたりするんですね。(パタプラとはえらい違い。)
皆さんが子供のころ夢中になったゲームは
何ですか。
もしかしたら、授業で使えるネタが増えるかもしれません。