つまらない学習経験を積んだ人はつまらない授業しかできない。

本メルマガでは、冒頭でいつも

「日本語教育、楽しんでますか(^_^)」

と問いかけています。

 

なぜだかわかります？
（シンキングタイム）

 

それは、読者の皆さんに日本語教育を
楽しんでいただきたいからです（当然）。

 

では、どうして日本語教育を楽しんで
いただきたいと思うかわかりますか？
（ハイ、シンキングタイム(笑)）

 

それは、人は基本的に自分が学んだように
しか人に教えることができないからです。

 

これは、実はベテランの日本語教師でも
意識していない方がいらっしゃるのですが、
非常に重要なポイントです。

 

「自分が学んだようにしか人に教えることが
できない」

とはどういうことかというと、

例えば、検定試験対策の勉強で言えば、

「試験勉強なんてつまらないし、現場の役に
立たない。」

というような勉強をしていると、将来日本語教師
として現場に立った時も、学習者に対して、

「つまらないし、将来役に立たない授業」

しかできないということであり、

 

一方、

「試験勉強はとっても面白いし、現場に直結する
有意義な学習だ。」

というような勉強をしていると、将来日本語教師
として現場に立った時も、学習者に対して、

「面白くて、将来むちゃくちゃ役に立つ有意義な
授業」

を展開することができるということなんですね。

 

なぜそうなるかというと、

「試験勉強なんてつまらないし、現場の役に
立たない。」

というような学習経験を積んでいる人は、

「そもそも勉強なんてつまらないものだし、
将来の役には立たないものだ。」

という学習観（＝ビリーフ）を脳内に形成し
（そういう経験しかしていないのだから仕方がない）、

結果、そうした学習観に基づいた、文字通り

「つまらないし、役に立たない」

授業しか展開できなくなってしまうのです。

 

しかも、恐ろしいのは、例えば目の前の学習者が
面白く将来役に立つような学習活動をしていても、

そうしたネガティブな学習観を持つ教師は、
自分のビリーフと異なる学習者の学習行動を
理解することができず、

結果、学習者のそうした活動を止めに入って
しまうということ。

 

これ、教師が学習者の学びを邪魔する典型です。

 

一方、

「試験勉強はとっても面白いし、現場に直結する
有意義な学習だ。」

というような学習経験を積んでいる人は、

「そもそも勉強はとっても面白いし、将来の
役に立つどころか、人生の選択肢を広げて
くれるものだ。」

という学習観（＝ビリーフ）を脳内に形成し、

結果、そうした学習観に基づいた、文字通り

「面白くて、役に立つ」

授業を展開することになるのです。

 

しかも、素晴らしいのは、例えば目の前の
学習者がつまらなさそうに学習活動をして
いると、

「これは、私のイメージと違う。」

と思って、面白くなるようなアイデアや
将来役に立ちそうなアイデアを次から次
へと探し出したり、自分で考えたりします。

結果、どんどん授業力が向上し、学習者の
中にもファンが増え、

「皆さん先生のクラスじゃなきゃ、ヤダ！」

となるのです。

 

皆さんは、どちらの教師を目指したいですか？

だから、もし今検定試験の勉強をしていて、
担当の講師の先生が

「検定試験の勉強なんて面白くないし、
現場の役に立たない。」

というようなことを言う方であれば、

「百害あって一利なし」

時間と労力の無駄ですので、すぐほかの講師の方か
他の教材に乗り換えたほうがいいです。

 

とはいえ、苦手な分野を独学で

「面白く、役に立つ」

レベルに持っていくというのは、
かなり難度が高い（というより、ほぼ不可能）

 

では、どうするかというと、

そこは、やはりその分野の面白さや役に立つ感を
知っているベテラン教師の薫陶を受けるのが、
一番の近道なのです。

なので、もし中級会話の授業に苦手意識を持って
いるのであれば、

下のセミナーに参加して、苦手意識を克服すれば
いいし、

－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－

「絶対盛り上がる！中級会話授業ワークショップ」

◆日　時　：　８月10日（金）13:00‐16:30

◆会　場　：　株式会社アイ・コミュニケーション
セミナールーム
東京都千代田区神田小川町2-1
KIMURA BUILDING（キムラビルディング）
5階
◆アクセス：　https://www.kanjifumi.jp/about/lecture/

◆主な内容：
なお、内容は都合により変更になる場合があります。

▼だから会話の授業はやりづらい
▼「ハードル競争式会話授業」とは
▼ハードル競争式会話授業の実際
▼「ハードル競走式会話授業」の基本
▼「ハードル競走式会話授業」の理論
▼ワーク１‐場面設定のネタ出しをしよう！
▼ハードルの設定
▼ワーク２‐ハードルを設定しよう！
▼ロールカードとは？
▼ロールカード作成のポイント
▼ワーク３－ロールカードを作ってみよう！
▼授業の進め方の例
▼このツッコみが学習者を鍛える！
▼ワーク４－授業シミュレーションをしよう！
▼評価のポイント
▼授業ネタを一気に増やそう！
▼この参考書・教材でスキルアップ！

◆定　員　：　12名

◆受 講 料：　一　般：10,800円（税込）
会　員： 8,640円（税込）

なお、「会員」とは、篠研の検定会員（プレミ
アム会員、正会員、閲覧会員）および「教え
て！」会員（正会員・閲覧会員）をいいます。
「一般」とは、上記サービスをご利用でない方
を言います。

◆備　考：
当日、セミナーの様子を撮影し、後日DVD教材と
して販売する予定です。参加者の方は極力撮影
しなようにいたしますが、予めご了承ください。

参加ご希望の方は、下記フォームに必要事項を
ご記入の上、本メール返信にてお申し込みくだ
さい。

－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－

「絶対盛り上がる！中級会話授業ワークショップ」
申し込み

１．お名前　：

２．電話番号：

３．メールアドレス：

４．会員の有無
（該当するものだけを残してください。）

□会　員
□一　般

５．備考（クーポンご利用の方はクーポン番号を。）

－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－

 

日本語文法や言語学に苦手意識を持っているのでれば、

【篠研の「圧巻！日本語教育能力検定試験
「言語一般」徹底解説セミナー」動画
（全収録時間約730分（12時間10分）DVD8枚分）】

　http://www.kanjifumi.jp/gengoippan_doga/

をご利用いただいて、一刻も早くその面白さを体感して
いただければいいし、

 

日本語の教え方に苦手意識を持っているのであれば

【篠研の「圧巻！日本語教育能力検定試験対策
「言語と教育」徹底解説セミナー」in福岡】

http://www.kanjifumi.jp/kentei-seminar/#gengotokyoiku

にご参加いただいて、面白くて役に立つ授業の肝をご理解
いただければいいのです。

 

人間の世界観や信念というのは、すべからく経験の蓄積に
よってプログラミングされます。

 

ですので、

「そもそも勉強はとっても面白いし、将来の役に
立つどころか、人生の選択肢を広げてくれるものだ。」

という学習観（＝ビリーフ）を持っているか、
そして、それにふさわしい学習環境に今いるか、

一度振り返ってみるといいでしょう。