新年度からの課題をリストアップし「見える化」する。
新学期、GWが終わり、そろそろ中間試験
という方も多いのではないでしょうか。
授業開始から定期試験までが、テレビ番組
で言えば、1クール。
このタイミングで一度、新学期からの課題を
整理してみるといいですね。
それも、ただ頭のなかだけで考えるのではなく、
実際に紙に書いてリストアップすることが
大切です。
そして、それを自宅の机とか職場の卓上
マットの中とか、
目につくところに置くといいでしょう。
いわゆる「見える化」です。
こうすることにより、課題が常に頭の
中にあり、
無意識に課題解決の手段方法を考える
ようになります。
▼学習者が悩むであろう語彙や文型についての
知識不足
▼ルールが複雑な文型の指導をどこまでするか。
▼自分自身の日本語文法に関する知識不足
▼分かりやすい授業の実現
▼学生からの質問に対して正確に答えられているか
自信がない。
▼会話活動をいかに活発化させるか。
▼テキストを十分使いこなせていない。
▼効果的な試験対策授業の仕方
▼やる気のない学習者に対する対処法
▼一発で分かる文法の導入方法
▼ビジネス日本語の指導方法
▼授業準備がかかりすぎること。
▼レベル差の大きいクラスの運営方法
▼類義語・類義表現の違いの見分け方
▼学習者の誤用に対する的確なアドバイス。
などなど。
週末にでもじっくり時間をとって
この2か月を振り返ると、
結構いろいろな課題が出てくるのでは
ないでしょうか。
後は、地道に1つ1つ課題を解決していく
のみです。
3か月や半年では目に見えた変化は出てきませんが、
(内的変容は、実感できると思います。)
1年も経つと、圧倒的な成長が感じられると
思います。
優れた教師とは、最初から何か圧倒的な知識や
スキルを持っている教師ではありません。
日常のささいな課題や問題を絶対に疎かにしない
教師が「優れた教師」になるのです。
すぐに成果が出ないので、ほとんどの教師は
やりたがりませんが、
それだけに、やれば絶対圧倒的な実力を身に
つけることができますので、
ぜひやってみてくださいね。
もし、
「そうは言っても、困った相談する相手がいない。」
というのであれば、
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