有声音・無声音と声帯の動きの関係を動画を見て理解する。
通信講座「篠研の検定対策」5月2日配信
講義資料
「No.014_日本語の音声」
より。
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声帯振動の有無
声帯振動の有無とは、声を出すとき喉にある
声帯が震えるか震えないかということです。
声帯振動を伴って発声される音を有声音、伴
わないで発声される音を無声音といいます。
例えば、タの子音[t]を発音するとき声帯は
振動しませんが、ダの子音[d]を発音すると
きは声帯が振動します。
喉に手をあてて発音してみるとよくわかるで
しょう。
さらに、有声音のときどうして声帯が震える
かといえば、
有声音を発声するとき声帯が閉じた状態にな
り、そこを呼気が通ることによって声帯のひ
だを震わせるからです。
逆に、無声音のときに声帯が震えないのは、
無声音を発声するとき声帯が開いた状態にな
るため、そこを呼気が通っても声帯のひだを
震わせられないからです。
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有声音・無声音と声帯の動きの関係は
下の動画(私篠崎の声帯の動きの様子)
で確認するとわかりやすいです。
「アイウエオ」(母音=有声音)のときは
声帯は閉じ、
「k,s,t,h」(無声子音=無声音)のときは
声帯は大きく開いています。
また、「あのね」(=有声音)のささやき音
のときは、声帯がわずかに開いています。
声帯振動の様子-日本語教師篠崎大司研究室
https://youtu.be/ws1lofxTm64
「有声音のときは声帯は閉じ、
無声音のときは声帯が開く。」
しっかり理解してくださいね(^_^)