「嫌い」の読み方も好き嫌い。
自立語と自立語がくっついて複合語を
作るとき、
後ろの語彙の頭の拍が濁音化することを
連濁と言います。
例えば、
本(ほん)+箱(はこ)=本箱(ほんばこ)
この例は、どの専門書にも載っている鉄板の
例で、
検定試験にもよく使われるので丸ごと覚えて
おきましょう。
ところが、すべての複合語でこのような連濁
が起こるわけではなく、例えば、
名(な)+札(ふだ)=名札(なふだ。*なぶだ)
のような語彙もあるわけです。
そうした連濁を嫌うケースの法則性を、
その発見者の名にちなんで
「ライマンの法則」
といいます。
これ、何気に最近検定試験にもちょこちょこ
出題されているので、覚えておくといいでしょう。
では、いきなり問題。
「嫌い(きらい)」は、「好き嫌い」のときは
連濁しないのに、
「食わず嫌い」のときは「ぎらい」と連濁します。
なぜでしょう?
すぐ動く、本気で調べた人だけが、
答えを知ることができるでしょう。