「自分はまだ発展途上の教師」と開き直ってみてはどうか。

新学期が始まって、中には今年初めての
授業をするという方もいらっしゃるかと
思います。

2月・3月の穏やかな月から、

「あれもしなければ。これもしなければ。」

と一気にあわただしくなる。

特に学期初めの4月は、いろいろなことが
一気に始まって緊張の連続ですし、

ややもすると、いろいろなことが後手後手に
回ってしまうこともあります。

そうすると、教師のほうも

「あれもできていない。これもできていない。
あれも抜けてる。これも抜けてる。」

と、とにかく心にゆとりがなくなって
しまいがち。

そうしたことが続くと、

「どうして私は、こうもダメなんだろう。」

と自分を責めてしまったり、

「どうして学習者は、こうあれやこれやと
問題を起こすんだろう。」

と学習者を責めてしまい、そして、
そんな自分をまた責めてしまう。

という悪循環。

「もっとちゃんとしないと。」

と思えば思うほど、ガチガチに
なってしまう。

よくあることです。私も経験者なので(^_^)

もし、そんな状況に陥ったなら

「自分はまだ発展途上の教師」

と開き直ってみてはいかがでしょうか。

そうやって、未熟な自分を全肯定してみる。

そうすれば、ふっと肩の余計な力が
抜けるはずです。

一生懸命やることは大事。
手を抜いた結果の失敗はプロ失格。

しかしながら、一生懸命、やるだけやって
うまくいかないのであれば、それは仕方が
ないのです。

うまくいかなかったら、すぐさま上司に
相談するなり、

他の先生方と善後策を検討するなりすれば
いいのです。

一生懸命やれば、それだけで学習者は
相応の感動を覚えるものです。

ギスギスした完璧なクラス運営よりも
多少抜けててもゆとりのあるクラス運営の
ほうが、

学習者にとっては居心地のいいクラス
だったりします。

私自身、駆け出しのころはいろいろ失敗
しました。

授業時間を間違えた。
クラスを間違えた。
徹夜で作った教材を忘れた。などなど(恥)

今だってメルマガで偉そうなことを
書いていますが、

私自身、全部できているかというと
決してそんなことはありません。

むしろ、自分のできないことをメルマガに
書くことによって、

自分自身に言い聞かせているという方が
実際のところです。

そうやって、私もまた日々成長しようと
努力しているわけで、

だからこそ、わたしももまた

「発展途上の教師」

なのです。

そんな自分を、メルマガを通じて日々
定点観測しているのです。

そうすると、自分自身を客観的に
見る癖もつきます。

一生懸命仕事に打ち込みながら、
そんな自分を天井から眺める視点を
持つといいかもしれませんね。

いわゆるモニタリングというやつです。

ただし、失敗はできるだけしない方が
いいに越したことはありませんし、

事前に失敗に備えておくということも
プロとしては大事な心得です。

私にとっては、自分で答えた

【日本語教師のためのお悩み解決QAバンク
篠研の「教えて!篠崎先生っ!」】
 http://www.kanjifumi.jp/oshiete/

の読み返しが、実は強力な「転ばぬ先の杖」
となっています。

失敗に対する備え、ちゃんとありますか。


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