キーワード解説「き」
これまでの日本語教育能力検定試験に出題されたキーワードを、随時解説していきます。知識の補完・整理にご活用ください。
共有基底言語能力モデル(きょうゆうきていげんごのうりょくもでる)★
Common Underlying Proficiency:CUPモデル。
母語と第二言語の関係を相互に依存した存在とするもの。カミンズ提唱。
共有基底言語能力モデルは、二つの言語能力には共通する部分があり、相互に依存する関係にあるという考え方です。
従って、母語を理解する能力は第二言語を理解する場合にも転用されると考えることができます。
一方、分離基底言語能力モデルは、たとえて言えば、二つの異なる風船が頭の中にあり、それぞれの風船に異なる言語が別々に含まれているという考え方です。従って、母語は、第二言語習得の妨げになるという考えにつながります。
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