「己」や「自分」などの代名詞。
日本語の再帰代名詞「自分」には、独特の使用制限があります。ここでは代表的な2点をあげておきます。
1.「自分」は、死人には使えない。
例1 刑事は、犯人が自分を殺そうとした時、思わず大声で叫んだ。
例2*刑事は、犯人が自分を殺した時、思わず大声で叫んだ。(*は非文)
2.文の中に複数の人間がいる場合、「自分」の指示対象を特定できないことがある。
例1 山田は、田中に自分の部屋で勉強するように言った。
(自分=山田?田中?)
例2 山田は、田中に田中の部屋で勉強するように言っ⇒ 続きを読む | Share it now!