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言語運用能力(げんごうんようのうりょく)★
効果的なコミュニケーションを実現するための言語を使いこなす能力。 言語運用能力とコミュニケーション能力との違いは、前者は文字通り言語の運用に焦点を当てたもの、後者はそれに加えて、ジェスチャーや顔の表情、アイコンタクトといった非言語的要素(非言語的要素による意思疎通を非言語コミュニケーション、あるいはノンバーバルコミュニケーションといいます。)やコミュニケーション前後の文脈に対する理解や配慮などまで含まれている、という点に違いがあります。 言語運用能力は、さらに語彙レベル、文レベル、談話レベルの運用能力に分⇒ 続きを読む | Share it now!
限定的名詞修飾(げんていてきめいししゅうしょく)★
連体修飾節が被修飾名詞(主名詞)の示す対象を限定する名詞修飾。制限用法。限定しない場合を非限定的名詞修飾という。 例 (1)眼鏡をかけている人。 (2)眼鏡をかけている田中さん。 (1)の「人」は、これだけでは対象を特定することができませんが、「眼鏡をかけている」がつくことによって特定することができます。このような連体修飾を限定的名詞修飾といいます。 一方、(2)の「田中さん」は、「眼鏡をかけている」に対象を特定する機能があるわけではなく、被修飾名詞(主名詞)それ自体ですでに対象が特定されており(もちろん⇒ 続きを読む | Share it now!
減算的バイリンガリズム(げんさんてきばいりんがりずむ)★
第二言語習得の過程で母語を喪失していくバイリンガル。サブトラクティブ・バイリンガル(subtractive bilingualism)とも言われる。 母語が社会的に劣位であるために、母語が使える環境でありながら劣等感から母語の使用を控え、かわって社会的優位な第二言語を積極的に使うようになることによって、次第に母語が使われず、第二言語のみの使用、すなわちモノリンガルに移行していく場合を言います。 地域によっては、現地の言葉よりも英語の方が進学や就職さらに結婚に有利であるというところもあります。 そういう地域⇒ 続きを読む | Share it now!