キーワード解説「け」
これまでの日本語教育能力検定試験に出題されたキーワードを、随時解説していきます。知識の補完・整理にご活用ください。
言語内誤用(げんごないごよう)
母語の異なる学習者にも共通に見られる誤用。
主なものに、以下のようなものがあります。
1.過度の一般化(overgeneralization)
第二言語の規則を拡大して例外等にも適用した結果生じた誤用。
例)彼は行かないだと思います。
2.簡略化(sinplfication)
文法を表す標識を最小限に抑え、意味を伝えようとした結果生じた誤用。
例)私 きのう デパート 行く。
3.発達上の誤り(developmental errors)
その言語を母語として獲得している過程の中にも見いだされる誤用。
例)青いの本
4.外的要因によって誘発された誤り(induced errors)
特定の教材や教授内容、方法等によって誘発されたと思われる誤用。
例)私はあした東京へ行くでしょう。
(天気予報による導入で終始したため、学習者は「でしょう」を推量ではなく、
未来を表す助動詞と誤解した。)
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