知識の定着度を定期的に確認する。

冒頭でもお伝えした通り、
先週の金曜日の

「篠研サロン-検定対策部」

で、言語一般の単元テストを
実施しました。

このテストは、通信講座「篠研の
日本語教育能力検定試験対策」
WEBコースで、

すでに解いた言語一般の問題の中
から100問を厳選し、制限時間100分
で行うものです。

ですので、日ごろ通信講座のWEB
コースで「言語一般」まで勉強
なさっている方にとっては、

一度は解いて、正解を出したことの
ある問題ということになります。

では、そういう方は、今回のテス
トで満点近い点数を取れたかと
いうと、

必ずしもそうではありません。

もちろん、中には30分ほどで
9割以上得点なさった方も
いらっしゃいますし、

満点を取った方もいらっしゃい
ます(スゴッ!)

ですが、中には、6割の方や5割、
あるいはそれ以下の方もいらっしゃ
るわけですね。

もちろん、高い点数を取れれば
それに越したことはありませんが、

今重要なのは、そういうことでは
ありません。

今重要なのは、今の知識の定着度を
客観的に把握すること。

そして、

「今、どこが分かっていて、どこが
わかっていないのかを明確にする。」

ということです。

ここがものすごく重要です。

なぜなら、人というのは、得てして
自分の能力を実力以上に高く評価する
傾向にあるからです。

「もう参考書を3回も読み込んだから、
だいたい頭に入っているだろう。」

そう思って、本試験に臨んで返り討ち
に遭った方を、私は今までたくさん見て
きました。

私は、こういう現象を

【素敵な勘違い】

と呼んでいます(笑)

これは、特に周りからの評価を受け
にくい独学の方に見られる現象です。

ですが、勘違いはしょせん勘違い、
いずれ必ずぼろが出ます。

そうならないためにも、知識の
定着度を定期的に確認することが
とても大事なんですね。

今回の単元テストの試みは、
そういう意味でも、とても意義が
あったと感じています。

実際、受講生の方から、

「やってよかった。」
「今の実力がよく分かった。」

というご意見をたくさんいただき
ました。

実際、試験終了と同時に採点結果が
表示されるので、

どの問題ができて、どの問題ができ
なかったのか、一目瞭然なのです。

こうしたテストのことを、形成的評価
といいますが、

実力を着実に形作っていく(=形成する)
ためには、欠かせない作業なんですね。

定着度を定期的に確認する仕組み、
持っていますか。


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